海外で道に迷い、娘は泣き出してしまって…
私は、5歳の息子と2歳の娘を育てるママ。2人の子どもを連れて、1歳の子を持つママ友のAと一緒に、2泊3日で台湾へ行くことにしました。初めての飛行機に子どもたちは大興奮で、トラブルもなく無事に目的地へ到着。あらかじめ行こうと決めていた観光先を巡り、そろそろ晩ごはんを食べにいこうとしていたところ、道に迷ってしまいました。日も暮れかけていたため急いでAと地図を確認しますが、なかなか目的地にたどり着けません。すると私たちの焦りが伝わってしまったのか、2歳の娘が泣き出してしまいました。知らない土地で道に迷い、子どもが大声で泣き始めるという状況にパニックになってしまった私。
すると、近くにいた現地の中年女性がずんずんと近づいてきました。「うるさいって怒られるかも!」と身構えると、その女性はニコッと笑って「スマイルスマイル~!」と言ってくれました。娘がきょとんとしていると、なんと女性が歌を歌い始めました。少しびっくりしましたが、娘はすぐに笑顔になりキャッキャと喜び始めたのです。さらには道に迷っている私にやさしく目的地までの道のりを教えてくれ、無事にたどり着くことができました。
娘を泣き止ませてくれた女性には、感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、旅行先で出会う人全員がいい人とは限らないと思うので、いつでも子どもを守れるように意識しておこうと決めた出来事でした。
著者:井島りほ/30代・ライター。2歳の女の子と5歳の男の子を育てるママ。おしゃべりが大好きで寝るのが苦手な兄妹と、にぎやかな毎日を過ごしている。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)