ばっちり見られた…。下着を汚したくない気持ちが先行した結果…トイレで恥ずかしい姿を見られることに

私は大学時代、彼氏とのデートでよく漫画喫茶へ行っていました。漫画喫茶といってもダーツやビリヤード、カラオケなどもできる複合的な施設で、長時間いるほど料金が安く、さまざまな遊び方が楽しめる漫画喫茶は、私たちにとって定番のデートスポットでした。

 

その日もいつものように彼氏と漫画喫茶でデートをしていたのですが、トイレに行くとなんと生理が始まっていて……。

 

そのときは、前の生理からおよそ1カ月が経っていましたが、当時の私は生理が遅れ気味で、1カ月＋1週間前後でくることがほとんどでした。そのため、「まだこないだろう」とナプキンの準備もしていませんでした。

 

けれど、その漫画喫茶には運のいいことに長期滞在をする女性のためにナプキンが常備されていて、自由に使っていいことになっていました。

 

使わせてもらおうと思ったのですが、ナプキンが置かれているのは手洗い場。トイレの個室で生理に気がついた私は、ナプキンを取りに行くために一度外に出る必要がありました。

 

しかし、今パンツをはき直すと、経血でパンツを汚す可能性があります。トイレのときに出血が始まり、パンツを経血で汚さずにすんでいたため、なんとかそのきれいな状態でナプキンをつけたいと思ったのです。

 

私は悩んだ結果、スカートの中で若干パンツを下した状態で個室の外へ出ることにしました。人がいないタイミングをうかがって「今だ！」とドアを開けて飛び出し、ナプキンを取ることに成功。

 

しかし、安堵して個室へ戻ろうとした瞬間、トイレに誰かが入ってくるのが見えました。私は大慌てで個室へと戻ろうとしましたが、パンツを若干下ろした状態だったため、パンツが落ちないようにがにまたで、小刻みに足を動かすことしかできません。トイレに入ってきた人にばっちりと見られてしまいました……。

 

私は恥ずかしさのあまり顔を手で覆い、その人がトイレを出たのがわかってからも、しばらくの間トイレから出ることができませんでした。

 

 

漫画喫茶にナプキンが置かれているのは女性として非常にありがたく、このサービスにはとても感謝しています。しかし、そもそも私が自分でナプキンを持ち歩いていればこのようなことにはならなかったと思うため、早めにナプキンを常備しておく大切さを改めて痛感した出来事でした。

 

 

 

著者：百田／女性・主婦
イラスト：マメ美

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています