こんにちは。保育士の中田 馨です。今日は生後7~8カ月の赤ちゃんの発達とその時期に応じたふれあい方を紹介します。生後7~8カ月ごろになると、かなり体つきがしっかりしてきて、感情も豊かになり一緒にふれあうことがますます楽しくなる時期です。詳しく発達から見てみますね。
生後7~8カ月の赤ちゃんの特徴
体の発達
体重の増加が緩やかになりスマートな体型になってくる赤ちゃんもいます。腰が座ってくるので、ついこの前までは手を前の床について座っていたのが、手をつかなくても座れるようになってきます。ただ、まだふとした瞬間に後ろにひっくり返ることがあるので、クッションを置くなどの対策をしましょう。
うつぶせの状態から、脚で床を蹴ってずりばいを始める子もいます。でも、前に進まず後ろに下がる子もいます。前にあるおもちゃを触りたいのに後ろに行ってしまう。そんな頑張っている姿もかわいい時期ですね。前に進むコツはぜひママが教えてあげましょう。赤ちゃんの足の裏をママの手のひらで押して床を蹴る感覚を何度も教えます。
また、この時期に歯が生え始める子も多くなります。歯が生える時期も個人差がありますのでまだ生えていなくても心配しなくて大丈夫です。
心の発達
人見知りが強くなる時期です。人見知りは少し厄介に思ってしまうかもしれませんが、愛着関係のある「ママやパパ以外の人」、つまり「知らない人」を見分けることができるという喜ばしいことです。一時的なことですので、泣いている赤ちゃんを抱きしめて「大丈夫よ」と声を変えてあげましょう。
また、笑ったり怒ったり泣いたり、声を出して自分の気持ちを表現しようとします。保育所では、お友だちにおもちゃを取られても今まで何も言わなかったのに、このころから怒り始める子もいます。
生後7~8カ月のふれあい遊び
いないいないばあ遊び
ママの顔が手で隠れていて「ばあ」と出てくることを楽しめるようになったということ。何度も何度も繰り返し遊んでみましょう。
拍手でパチパチ遊び
両手を開いてパチパチと叩くことができるようになってきます。ママと一緒にパチパチして楽しみましょう。赤ちゃんはパチパチするのが大好きです!赤ちゃんを褒めてあげるときにも「じょうすじょうず」といってパチパチしてあげると喜びます。
生後7~8カ月は、ますます反応が豊かになって遊びがいが出てくる時期です。いっぱいふれあって遊んでくださいね!