「女の子はすぐ嘘泣きする」と言われ…
3歳の娘が公園で遊んでいたときのことです。娘が滑り台で遊んでいるのを私は離れたところから見ていました。すると、娘より少し大きい男の子が滑り台の列に割り込んできたのです。娘が「ダメ!」と言うと、男の子が娘の頬にパンチ! 跡が残るほどではありませんでしたし、目や口には当たっていなくて一安心しましたが、娘はびっくりして大泣き。私が男の子に「列に並ぼうね。殴ったらダメだよ」とやさしく声をかけると、男の子はびっくりしたのか泣き出してしまったのです。
すると男の子の母親らしき人が近づいてきて「ちょっと! 息子に何するの!?」と怒鳴ってきました。私は一方的に責めてくる言い方にモヤッとしましたが、泣き続ける娘の背中をさすりながら「うちの娘が殴られたんですよ。『殴らないで』と注意しただけですが……」と冷静に説明をします。すると男の子のママは、泣いている娘を見て「ふん! 女の子は嫌ね、すぐに嘘泣きするんだから」と意地悪く言ってきました。「娘が心から泣いているのがわからないの!? まずは謝ったらどう?」と怒鳴り返しそうになりましたが、今は娘のケアが優先と踏みとどまった私。「そうですか。失礼します」とだけ言って、さっさとその場を去りました。そして、娘には「怖かったね。もう大丈夫だから安心してね」と声をかけ、気持ちを切り替えるために、車に戻っておやつタイムに。娘の気持ちが落ち着いたタイミングで、自宅へ戻ることにしました。
自分の子どもの非を認めず、一方的に娘を悪く扱われたように感じて私はモヤモヤ。とはいえ、娘の前で喧嘩をしないでよかったと思っています。状況をしっかり見極めつつ、娘の気持ちに寄り添いたいと感じた出来事です。
著者:富安千秋/20代・主婦。3歳の女の子と夫との3人暮らし。平日はワンオペ育児なのも相まって、食べむらが激しい娘との食事はいつもヘトヘト。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)