ある日、クミに押し切られる形で、アイの家でランチ会をすることに。新しくできたスーパーで買い物をしてからアイの家に向かうことになりましたが、クミは遅刻してきたうえに勝手に商品を選ぶなどやりたい放題。
アイの家に着くと、アイが結婚記念日に夫からもらった高級ブランドの置物を、10万円以上するという価格には反応しつつも「玄関に合わない」と一蹴するクミ。
さらに、クミの息子のレンもアイの家へやってきて、泥だらけの手を洗うのを拒否したり、勝手にアイの家の冷蔵庫を開けたり……。レンの行動をまったく注意しないクミに、アイだけでなく、理沙やさちえも呆然としてしまいます。
片付ける時間になると、クミは「夫の夕飯の支度をしなきゃ」と言って、そそくさと帰ってしまいました。そして、帰ってきた夫に指摘されて、アイは置物がなくなったことに気付いたのです……。夫とアイは手分けして探しましたが、家の中にはありませんでした。
夫に促されて、アイは今日来たママ友3人にメッセージを送ることに。すぐに「知らない」「わからない」と返信がありました。続けて、アイが「レンくんがどこかに移動させたりしてないかな?それか持って帰ったりしてない?」とメッセージを送ると、クミは「え、ひどい!レンのこと疑ってるの!?」と怒り出してしまいました。
しかし、なくなったのは置物だけではなかったようで……?
「まさか」高級品に目がないママ友が脳裏に浮かんだ私
なかなか泣き止まないユウマ。お気に入りのブランケットでくるめば泣き止むかもしれないと思ったアイは、いつもの場所からブランケットを取ってきてくれるよう、夫に頼みました。
しかし、いつもブランケットを入れているかごの中に、ブランケットは見当たらず……。アイと夫は、再び家中を探し回りましたが、見つかりません。
そのブランケットはアイの両親がくれた海外限定のもの。アイの脳裏には一瞬、高価な値段に興奮するクミが脳裏に浮かび、何か知ってるのではと疑ってしまいました。けれどもすぐにまさかと思い直します。そして念のため、ママ友3人に再度「ユウマのお気に入りのブランケットも見当たらなくて……」とメッセージを送ったアイ。
「触った記憶はないよ」「今日は見てないなぁ」と言うさちえと理沙。しかし、クミだけは「あの高級ブランドなのにシミのついてるやつね?」と返信してきたのでした。
◇ ◇ ◇
思わずクミが脳裏によぎって疑ってしまったアイ。仲良くなったママ友が自分を裏切るようなことをしているとは、誰も考えたくないですよね。アイたちのようにママになってから友だちになったケースも多いと思いますが、学生時代からの友だちと比べると、お互いをよく分かっていないということもあるのかもしれません。せっかく知り合ったママ友。お互いのことをよく理解して、信頼関係を深めてお付き合いできると良いですね。