息子がジャンプした先にあった物は…
車で1時間ほどの義実家にお泊りしたときの話です。やんちゃな2歳の次男は、とにかく動くのが大好き。到着すると、義実家の和室には布団が敷き詰められていました。いつも狭いベッドで寝ている次男は、並んだ布団にテンションが上がり、「キャー!」と叫びながらジャンプ。次男が危ないことをしないようにと夫と見守っていると、キッチンから「ごはんができたよー」と義母の声が。おばあちゃんの声に反応した次男は、9歳の長男を押しのけ、急ぎ気味でジャンプ移動を始めました。すると、体勢を崩し、上にジャンプするはずが、思いっきり前に向かってジャンプしたのです。ジャンプしたその先は、よりによってテレビ台! そばにいた私も阻止できないくらい一瞬の出来事で、次男はテレビ台の角で右頬を強打! 口の中が切れてしまい、血だらけになりました。
「ギャー!」と泣きわめく次男に驚いて走ってきた義両親。私はけがの様子を確認しながら「大丈夫?」と聞き、必死で保冷剤をあてて様子を見ました。「布団を敷き詰めていたばかりにかわいそうなことをした」と義母が落ち込んでいたので、「お義母さんは何も悪くないですよ」と私と夫はフォロー。その後は次男の出血も止まり、体調も変わらなかったため、病院は受診しなくてもいいだろうと判断しました。右頬に大きなアザができてしまった次男ですが、その後もいつも通り元気に動き回っていたのでひと安心。義母はお詫びの印にと次男に高価な車のおもちゃを買ってくれ、私は申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、次男にとっては「けがの功名」となったのでした。
自宅と違う環境は、いつもよりも危険な箇所はないかしっかり確認して見守らないといけないと感じました。子どもの動きにもすぐに反応できるよう、親が予測を立てておくことが大事だと実感した出来事です。今ではアザも消えてきれいな頬に戻り、ホッとしています。
著者:秋山みづき/30代・主婦。おだやかな9歳の長男と、パワフル過ぎる2歳の次男を育てるズボラママ。家事・育児は手を抜きながら、家族が楽しく過ごすことを目標にしている。ヨガを習いたいと思いつつ、1日が終わる今日このごろ。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)