強面の外国人男性からまさかの言葉
広い芝生の公園で、3歳の娘と夫がボールを蹴って遊んでいました。私はレジャーシートを敷いて娘と夫の様子を見ていたのですが、娘が蹴ったボールが、夫や私がすぐに追いつけないほど遠くまで転がってしまいました。すると、誰かがボールを拾ってこちらに向かってきます。近づいてきたのは、強面で体が大きい外国人男性。娘が怖がりそうだと思った私は慌てて彼のほうへ向かいましたが、顔が少し怒っているように見えたため、文句を言われるかも……と思いながら恐る恐る「Thank you.」と言いました。すると「僕にも同じくらいの子どもがいるんだよ! お嬢さん、元気でいいね!」と日本語で話してくれたのです。ふと遠くにいる娘を見ると、その男性に手を振っていました。男性も手を振り返してくれ、とてもやさしい方で安心しました。
後日同じ公園で、その男性が息子さんと一緒に遊んでいました。娘は親子の中に入れてもらい、一緒にボール遊びをして大喜び。私は見た目だけで勝手に娘が怖がるだろうと決めつけてしまいましたが、娘が怖がらない様子を見て、親の思い込みで交流を狭めないようにしよう、人を見た目で判断しないようにしようと反省。娘にも、今後このことを教えていきたいと思った出来事でした。
著者:長嶺りょう/30代・ママライター。3歳の女の子を育てるアラフォーママ。寝る瞬間までしゃべりまくる娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。
作画:ひのっしー
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)