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財産を狙う父と手続き中!?よくわからないならやめて…!娘の声は届くのか #母の認知症介護日記 132

「母の認知症介護日記」第132話。アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。

母・あーちゃんは、大事にしていたウィッグをなくしてしまい、病院以外は行きたくないと言い出しました。これではダメだと思った姉・なーにゃんは、ウィッグを新調することを決意。ワフウフさんも買い物に同行することにしました。しかし、道中になーにゃんとあーちゃんが言い合いになってしまいます。このままでは目的が達成できないので、ご機嫌ナナメのあーちゃんをなだめつつ、ワフウフさん姉妹はなんとかウィッグを買いに行きました。以前の買い物データが残っていたからか、店員さんが持って来てくれたウィッグがあーちゃんの好みにピッタリで、着けてみるとあーちゃんの表情も穏やかに! しかし、しばらくするとあれだけこだわっていたはずなのに、新しいウィッグを買ったことを忘れてしまったらしく、家から着けてきたと言いだして、ワフウフさんはビックリ……。

あーちゃんがなくしたと言う通帳や実印を探し、甘い物をこっそり食べていないかをチェックするため、あーちゃんの家に行こうと思っていたワフウフさん。しかし、折り合いの悪い父と顔を合わせたくないので、あーちゃんに父の在宅予定を電話で確認しました。すると、話の流れであーちゃんが父を自分の部屋に入れて、一緒に通帳探しをしたことが判明。ワフウフさんは、つい「通帳が見つかった取られちゃう!」と声を荒らげてしまいました。あれだけ用心していたはずなのに、すべてを忘れてしまったようです……。

 

数年ぶりの会話も、やはりお金のこと

#母の認知症介護日記 132

 

あーちゃんの財産を狙う父を部屋に入れて一緒に通帳を探したという話を聞き、通帳は私たち姉妹が探しに行くから、もう父とは探さないようにと念押ししました。

 

※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫

 

#母の認知症介護日記 132

 

父は一体何をしようとしているのか……。とりあえず嫌な予感がするので、父と通帳の再発行手続きはしないよう、メールを入れておきました。

 

#母の認知症介護日記 132

 

そんなとき、仕事中の姉から忙しくてあーちゃんからの電話に出られなかったと連絡が入りました。私は用件を聞くために代わりに連絡をしたのですが……。

 

 

#母の認知症介護日記 132

 

#母の認知症介護日記 132

 

あーちゃんは、どうやら区役所にいるようです。一体何をしているの……?

 

#母の認知症介護日記 132

 

何をしているのか聞いても、よくわからないと言い、なんとここでも父と一緒にいるとの発言が!

 

 

#母の認知症介護日記 132

 

メールでも念押ししておいたのに……!

 

#母の認知症介護日記 132

 

あーちゃんは、父が主導で何かしていても、もう疑問を感じなくなっているようです。……怖すぎる!

 

#母の認知症介護日記 132

 

区役所の人に呼ばれたからと、そこで電話が切れてしまいました。

 

 

 

ぼう然としながらも、ひとまず現状を姉に伝えるメッセージだけでは送っておきました。

 

#母の認知症介護日記 132

 

すっかり頭に血が上った私は、対応を放棄。代わりに姉がいろいろと動いてくれました。

 

#母の認知症介護日記 132

 

数年ぶりに父と会話をすることになった姉。しかし、相変わらずお金の話ばかりで、良くも悪くも父はまったく変わっていませんでした。

 

 

 

以前、こんなメモを渡してきた父。ある程度把握しているはずなのに、姉にはさらに探りを入れるようなことを言っていたそうです。

 

#母の認知症介護日記 132

 

#母の認知症介護日記 132

 

もう面倒なので、後日改めて話すことになりました。

 

 

仕事中の姉から、あーちゃんから着信があったけれど出られなかったという連絡が入り、私が代わりに用件を聞くために電話をしました。すると、今は区役所にいると言います。一体何をしているのかと聞くと、自分でもよくわかっていない様子。嫌な予感がして、父が一緒にいるかを確認したところ「一緒よ」と言うあーちゃん……。前回あれだけ言ったのに、何も響いていなかったようです。

 

父があーちゃんの財産を狙っているのは昔からのこと。だからこそ、よくわからない手続きを一緒にするなど考えられません。それを必死に訴えると、区役所の人から呼ばれたということで、電話は切れてしまいました。

 

この時点で、私はすっかり頭に血が上ってしまい、以降の対応を放棄。代わりに仕事で忙しい中、姉が対応してくました。姉は、仕方なく父と電話で話すことになったのですが、数年ぶりの会話だというのに、お金の話ばかり。さらに、あーちゃんがどの銀行に口座を持っているのか探りを入れてきて、やはり父はあーちゃんの財産を狙っていると確信。結局、日を改めて父と話をすることになりました。

 

--------------

どんな事情があったとしても戸籍上は夫婦なので、あーちゃんの身の回りの手続きを夫のたんたんがしていても、何も不思議ではありません。しかし、気が付いたら、あーちゃんの財産のほとんどがたんたんと共有されている……ということにならないことを祈りたいですね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

シニアカレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターワフウフ

    昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。 2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。

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