小児科での診察結果と医師からのアドバイス
娘が1歳半のとき、私は第2子を妊娠中で、翌月に出産を控えていました。そんなある日、午前中は元気だった娘ですが、お昼寝後に異変を感じたため体温を測ったところ40度の高熱。夕方5時ごろ小児科を受診すると、診察の結果、風邪だろうとのことで、解熱剤が処方されました。
ただ、医師から「かなり高い熱が出ているので、もしかしたら熱性けいれんが起こるかもしれません。初めてだとかなり驚かれると思いますが、まずは落ち着いて、けいれんが起こった時間、けいれんが左右対称に起きているかどうかを確認し、救急車を呼んでください」と詳しいプリントとともにアドバイスを受けました。
深夜、救急車を呼ぶことに!
帰宅後、医師の予想通り、深夜12時ごろに娘がけいれんを起こしたのです。突然泣き出し、2、3分ほど続いたけいれん。焦りと動揺が襲いましたが、事前に医師からいただいていたアドバイスを思い出し、娘の様子を確認後、すぐに救急車を呼びました。
涙がこぼれた理由
救急外来のある病院に到着後、処置をした医師から「熱性けいれん」と診断を受けました。夫は出張中で不在でしたが、夫から連絡を受けた別居している義父母が深夜にも関わらず病院にかけつけてくれました。
顔を見た瞬間、ホッとして思わず涙。家族の存在が、どれほど心強いのか思い知らされました。娘の点滴が終わった翌日の午前7時ごろ、熱が38度まで下がったため、一緒に帰宅。3日後に元気になった姿に心から安心しました。
事前に医師から受けたアドバイスがどれだけ役に立ったかを痛感した私。母親として、子どもの急な体調変化には不安を感じることが多いのですが、準備があれば少しでも落ち着いて対応できるかもしれない。そんなことを感じた出来事でした。そして、今回の経験を通して、家族の支えの大切さを改めて実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:岩下カナコ/40代女性/2015年生まれの娘、2017年生まれの息子、2019年生まれの双子の息子たち4児の母。育児に癒やされたり疲れたり、時には自己嫌悪したり。そんな日々を送っている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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