とにかくかんしゃくがひどい長男
長男のイヤイヤ期が始まったのは、2歳半を過ぎたころです。当時の長男は自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こすことが多く、それから1年近く経ってもおさまりませんでした。
私は「イヤイヤ期の延長かなぁ」と少し様子を見ていましたが、その後もかんしゃくが良くなることはなく、長男のこだわりの強さや触覚の感覚過敏を持っていることが気になるようになったのです。
保育園の先生に、園での長男の様子を聞いてみても「集団生活では、何も問題ない」と言われました。ですが、やはり私はどうしても気になり、保健センターの発達相談を受けることにしました。
2回の発達相談を終え、心理士さんから発達を診てくれる病院を紹介してもらい、4歳を過ぎたころに受診。そこの医師には、長男は「自閉症の疑い」と言われました。
自閉症というと、私の中で、ほかの人とコミュニケーションがとりづらかったり、集団行動が難しかったりするイメージでしたが、長男はどちらにも当てはまりませんでした。けれども、こだわりの強さや感覚過敏から受けることにした発達相談。受診してよかったと感じました。現在、長男は3カ月に一度の受診と、言語聴覚士によるリハビリを受けています。最近は児童発達支援にも、週2回通い始めました。療育を進めることで、本人が過ごしやすくなっていくことを願っています。
著者:吉川みきな/30代女性・看護師。2008年生まれの女の子と2018年生まれ、2022年生まれの男の子の年の差きょうだいを育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています