田舎へ引っ越して以来、一家は地域の独自ルールや家庭事情にまで口出ししてくる隣の住民の存在に悩まれていました。
ある日、パパは隣人から香奈ちゃんの発語の遅れを指摘されます。「『言葉のお稽古』をつけてあげる」と言い出した住民を何とか受け流してその場をあとにしましたが、そのやりとりを知ったママは大激怒!
パパに、住民の過度な干渉にははっきり断るよう、きつく言いました。
しかし、住民の誘いを断り切れなかったパパは、香奈ちゃんと隣人宅を訪れます。すると、言葉のお稽古が始まることはなく、温かいごはんが用意されました。
「香奈ちゃんに話しかけることが苦手で、どう関わればいいのかわかってないんじゃない?」
香奈ちゃんとの関わり方に悩んでいることを指摘され、うつむくパパ。さらに住民に見抜かれていたことが……。
的を射た意見と笑顔で溢れる娘
住民は、ママの帰りが遅いことも話題にあげ、夫婦関係まで見抜いていたのです。
「香奈ちゃんにとってもいい刺激になると思うのよ」
そんな住民の言葉を半信半疑で聞くパパ。
しかし、その傍らで住民たちと遊ぶ香奈ちゃんは、たくさんの笑顔で溢れていたのでした。
おせっかい過ぎる住民からの指摘。
他人には知られたくなかった悩みをすべて見透かされたパパは、戸惑いを隠しきれなかったことでしょう。
どういう教育が正しいとは一概には言えませんが、目の前にいる香奈ちゃんの姿がすべてです。パパは、香奈ちゃんの様子や声も大切にしながら、住民たちとの関わり方を考えていけるといいかもしれませんね。
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