ひどい…そんな言い方しなくても…
待ち望んでいたわが子にやっと会えて、初めて名前を呼んであげたときの感動を、夫婦で噛み締めながら、さっそく私の両親、夫の両親に報告しました。私の両親は「いい名前だね」と、孫の誕生を喜んでくれたのですが、義父からは「変な名前だ!」と言われてしまったのです。
確かに、あまり一般的な名前ではありませんでしたが、夫と一緒に考え抜いて、私たちの住む地域の由来や、古語にも通じる名前に決めました。
それをいきなり「変だ」と言われてしまい、驚きとショックで言葉を失いました。そのときは、落ち込みましたが、義父は素直でとても正直な人なので、思ったことをそのまま口にしてしまっただけだったのです。義父のまっすぐな性格は、わが子にも受け継いでほしいと思うので、仕方がないと諦めもつきました。
その後、次男も生まれて、義父は亡くなるまで、息子たちとまるで友だちのように遊んだり、おしゃべりをしたりと仲良くしてくれました。これも義父の素直な性格ゆえだったのだと思います。わだかまりは何もなく、今となっては義父らしいエピソードだなとほほ笑ましく思っています。
子どもの名前に関しては、夫婦や家庭でこだわりがあると思うので、安易に感想を言うべきではないなと思った出来事でした。珍しい名前のお友だちなどに会ったら、つい名前について反応してしまいそうになるので、とても気をつけています。
著者:橋野 夢子/40代・女性・保育士。2人の子どもを育てる母。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!