ナプキンを取りにロッカーへ
その日は生理2日目でした。職場のトイレは性別関係なく誰でも使うことができる個室タイプ。そのためナプキンを置いておくことはできず、ナプキンを替えるためには一度ロッカーまで取りに行く必要がありました。
職場の個人ロッカーとトイレは離れているうえ、必要だったのは特に多い日用の大きいナプキンだったので、制服のポケットに入りません。そのため、私は生理中はいつもスカートの後ろのゴムのところにナプキンを挟んで、ベストとカーディガンでナプキンを隠してトイレに行っていたのです。
鏡に映る自分の姿に驚愕
トイレに向かう途中、同僚男性に話しかけられ事務所に寄ることになりました。事務所の中には、複数人の男性社員が。同僚男性と10分程度仕事の話をしたあと、トイレに向かいました。途中で何気なく廊下に設置されている全身鏡を見て、血の気が引きました。ベストとカーディガンで隠していたつもりのナプキンが、丸見えだったからです!
うっかりベストの外側にナプキンを挟んでいたうえ、その日に着ていたのがショート丈の薄手のカーディガンだったので、動いているうちにまくれてしまったのでしょう。大きなナプキンの存在感がすごかったです。
男性が多い職場で油断は禁物
おそらくスカートに挟んでいたナプキンは、事務所にいた複数人の男性社員に気づかれていたと思います。自分の席で同僚男性と話していたわけではなく、資料を確認するために事務所の中を歩き回っていたからです。
腰に大きなナプキンを挟んだ状態にもかかわらず……。ですが、誰も私に「ナプキンが丸見え状態」であることは言えなかったのでしょう。トイレから戻ったあとは何食わぬ顔で席について仕事を始めましたが、恥ずかしさでドキドキが止まりませんでした。
この事件をきっかけに、生理中にトイレに行くときはナプキンが見えていないか念入りに確認するようになりました。恥ずかしいからという理由だけではなく、周りの人にも気まずい思いをさせてしまうからです。これからもナプキンを持ち歩くときは、見えたり落ちたりしないよう細心の注意をはらっていきたいと思います。
著者:春川ちやこ/女性・主婦
イラスト:すうみ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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