生理痛に対して上司は…
私が以前勤めていた会社は、朝早くから、ひどいと終電まで仕事をしているような会社でした。
ある日の朝、私は生理になり、連日の疲れもあってか体がとても重く、ベッドから起きあがろうとすると吐き気も。そのため、「生理が重く体調不良なので、今日は会社を休みたい」と男性の上司に電話をしました。「あまりいい答えはもらえないだろうな……」と思っていたのですが、案の定、上司は「二日酔いよりはきつくないでしょ。遅刻してもいいから、今から準備してきて」と言ってきたのです。
さらに信じられない言葉が
頭にはきましたが、話がこじれるのも嫌だったので私はとりあえず出勤。電車の中で冷や汗が出てきてしまい、20分の道のりなのに何度も降りては乗ってを繰り返してなんとか職場に到着しました。
そして、上司に着いたことを伝えに行くと、彼は「なんだ、大丈夫そうじゃん」とひと言。この言葉で私は会社を辞めることを決意し、今の会社に転職したのでした。
性別に関係なく、もっと多くの人に生理のつらさを理解してほしいと感じた出来事でした。なお、今の会社は生理休暇や有給も取りやすく、自分の体を大切にしながら働くことができています。
著者:さとうみく/40代女性・6児の子育て中。ヘアメイクの仕事を経験し、現在は保育関係の仕事をしている。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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