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「夕飯は?」私の料理をドックフード以下と言う夫→メシマズと罵られて…希望通りの食事を用意すると?

私の料理は「人間の食べ物ではない」と言う夫。薄味なのは認めますが、夫が塩味を感じにくいだけだとずっと思っていました。嫁がメシマズと知られるのは恥ずかしいと、夫は私が義実家で料理をすることも認めません。料理教室にも通いましたが、夫は相変わらずまずいと言います。外食で鍛えてバカ舌を治せとまで言われてしまい……。

私の料理の腕が一向に上がらないため、夫はもう家で食事をしないと決めました。しかし、毎食を外食にするとなるとかなりのお金がかかりますが、夫は稼ぎの多い私に、その外食代を出せと言ってきました。

 

夫はこれまでも、自分で稼いだ分の給料はすべて自分のために使っています。私の方が稼ぎが多いと言う理由で、家計のお金を私がひとりで負担していることを不満に思っていました。夫婦なのに不公平だとずっと感じていましたが、夫の外食代まで負担させられることになり、いよいよ我慢も限界です。

 

私の料理はドッグフード以下!?

私の料理は壊滅的にダメだと言い、ドックフードのほうがマシだと評価する夫。「自分で作る料理がマズすぎてお前は舌がバカになっている」とまで言われ、私の気持ちは完全に切れてしまいました。もう二度と、夫が私の料理で苦しむことがないようすると、宣言した私。そう聞いて、夫は喜んでいましたが……。


「夕飯がないんだけど」
「用意していないの?」

出かけている私に、夫から連絡が入りました。

 

「ドッグフードと水があるでしょ」
「え?」

ドッグフードを食べるほうがマシなら、それを食べてもらおうと思ったのです。もう二度と夫には料理を作らないので、自分のお金で外食をし、家事も自分ですべてやってほしいと告げました。家事はおろか、インスタントラーメンすらまともに作れない夫に、もう文句を言われたくありません。限界に達して家を出た私が、このまま別居したいと告げると、夫も賛成してきました。

 

私が家を出て2週間。夫はこってりとしたハイカロリーの食事ばかりをしています。夫は毎食、好きなものを好きなだけ食べる生活に満足しているようですが、健康状態は大丈夫なのでしょうか。このまま好きなものだけを食べ続けていたら、夫はきっと近い将来、後悔することになると思うのですが……。

 

すんなり離婚を受け入れた夫

私たちは別居を解消することなく、そのまま離婚しました。私をバカにして、私の収入に頼って生活してきた夫と別居をしてみると、精神的にも金銭的にも負担が軽減され、身軽な生活が幸せでたまりません。売り言葉に買い言葉の喧嘩になったことで、夫はすんなりと離婚を受け入れ、「後悔するなよ!」と、最後に言ってきましたが……。

 

半年後、よりを戻さないかと夫が泣きついてきたのです。案の定、体を壊して入院。食事改善をするはめになったそうです。舌がバカになっていたのは、私ではなく夫のほうでした。あのまま私の薄味の料理を食べ続けていたら病気にならなかったと、今となってようやく自覚したと言います。

 

実は、私は料理に悩んでいたころ、自分で作った料理を周りの人に食べてもらったことがあります。確かに薄味だと指摘されることもありましたが、まずいとは誰からも言われませんでした。

 

今さらになって後悔と謝罪の言葉を並べる夫ですが、体も夫婦関係も、もう元には戻らないのです。寂しいと泣きついてくる夫は、病気になってから、誰かにそばにいてほしいと思うようになったのだそう。病気がわかり働けなくなった今、稼ぎもないと言います。そう聞いて、結局私に甘えてラクがしたいだけだとわかってしまい、最後の最後までイラッとさせられました。これ以上、夫と一緒にいたら、私まで病気になってしまいそうなので、復縁は丁重にお断りしました。

 

心も体も健やかな食事を!

結婚していたころの私は、本当によくやっていたと自分で思います。わがままな夫から、稼ぎや時間を搾取され、夫の健康を気遣った料理を「ドッグフード以下」と罵られ、メシマズ、バカ舌と散々言われてきたのです。今の私は、自分のことだけをすればいい生活となり、とても穏やかに過ごしています。心も体も健やかになれる食事を意識して、おひとりさまの生活を満喫したい思います。

 

 

 

ジャンクフードや濃い味の料理は、確かにおいしいですが、毎食そんな食事をしていれば健康を害してしまうのは明白ですよね。健康を気遣った食事を用意してくれていた妻の愛情に気が付かず、文句ばかりを言っていた夫ですが、好きなものだけを食べる生活をして体を壊した今、過去の言動をしっかりと反省し、これからは自分のためを想ってくれる人の気持ちや行動に、気づいて感謝できるようになってほしいですね。

 

【取材時期:2024年11月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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