転職先が決まっているとはいえ、今月の夫の給料はいつもより少なく……。なぜか私を頼る気満々の夫。夫より稼いでいる私は、これまでも当てにされてきました。
今、夫は無職です。なのに退職記念パーティーをすると言って、ひとりで盛り上がっています。豪華なデリバリー料理を勝手に購入しており、思わずため息がでてしまいました。
引っ越しを勝手に決めた!?物件情報を見ると…
次の就職までの間、夫にはだいぶ時間がありました。暇をつぶすように、賃貸物件のサイトでも見ていたのでしょう。ある日突然、引っ越すと言いだしました。
「新しい家決めたからね!」
次の就職先は、今の家からでは遠すぎるのだそうです。
「家賃20万!?」
「駅徒歩30分って遠すぎ!」
駅からのバスも本数が少なく……。あまりにもありえない物件で、もう驚きました。
「なんだよ、文句ばっかり」
夫は頑張って探したつもりなのですが、その条件がどうにも自分勝手なものばかり。ペットも飼いたいし、ゲーム配信者になるために部屋数も必要だと主張してきます。ですが、どちらも今の私たちの生活には非現実的な話。引っ越し資金も、私頼みだと言ってきて……。
転職先が決まっているとはいえ、家賃20万では入居審査が通らないだろうと軽く考えていた私ですが、とんでもない事実が発覚。なんと夫は、私名義で審査を通そうと考えていたのです。これから相談しようと思っていたと言いますが……びっくりしました。
今度を考えた結果…夫はいらない!?
引っ越しはしないと言う私と、不動産屋に話は通っているから引っ越すと言う夫。会話を無理やり打ち切ろうとしてきた夫に対し、私は離婚を宣言しました。夫は笑えない冗談はやめてくれと言いますが、冗談ではありません。
心が狭いと憎まれ口をたたかれましたが、夫の行動は度を越しています。話し合おうと言ってきましたが、話し合っても無駄でしょう。もうこれ以上、夫についていけません。
夫は、ほとぼりが冷めたら何とかなると思っている様子。もう勝手なことはしないと謝ってきましたが、今まで自分がどれだけ勝手なことをしてきたかわかっていないようです。勝手に仕事を辞めて、勝手な買い物ばかりして、挙句すべてを私に押しつけて……。
そういうことは、そのときに言ってくれないとわからないと言いますが……。何か決めるときは事前に相談するという約束が守れていたら、こんなことにはなっていなかったのです。今回のことでもう無理だと判断できました。
話し合いは平行線。離婚はどうなる!?
いくら話しても、離婚を受け入れようとしない夫。私に甘えていたことは認めましたが、態度を改めれば離婚しなくてもいいよなと、また勝手に決めようとしてきます。
最後まで夫は、私がいないと自分はダメなんだ、見捨てないでくれ、話せばわかるとすがってきましたが、もう話すことはありません。今度は私が勝手に決める番よ!! 私にだって、その権利はあるはず。
私が家を出ると、夫もいよいよ現実がわかったようです。復縁をあきらめて、離婚してくれました。苦しい時間ではありましたが、いい勉強になったと思って、これからは前向きに頑張りたいと思います。もっとしっかり人を見る目を養わなければなりませんね。
◇ ◇ ◇
夫婦だからわかってくれるだろうではなく、事前の相談やコミュニケーションは大切ですよね。一方が自分勝手に行動している場合、もう一方はストレスがたまっている場合も。元夫はこれまでの自分の言動を省みてほしいですね。
【取材時期:2024年10月】
※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。