小学生のころ、父親は無関心、祖母は怪しい宗教にのめり込み、祖父には暴力をふるわれ不登校になった幸太郎くん。その後、児童養護施設「ひだまりの家」に保護され、無関心だった父が毎月面会に来てくれるようになり、「家族」の温かさを感じるようになりました。
ひだまりの家で幸太郎くんがけがをしたことを聞いた祖母は「私がもっと、ハピハピ教を信じていれば……!」と、幸太郎くんの父が息子の将来のために貯めてきたお金を勝手に使い込み、ハピハピ教グッズの購入費に充ててしまいます。
父から責められた祖母は「これまで子育てを丸投げしてきたくせに、今さら父親面するなんて、あんたのほうが自分勝手じゃない!」と反論。
幸太郎くんの父は「大切に思っているから貯金はする。それだけでいいと思っていたけど、それじゃダメってことに気付いたんだ」と言います。
そして、幸太郎くんと父の面会日がきて……。
繰り返される暴力…毒祖父母から逃げる方法を画策!
月に一度、父との外出が認められるようになった幸太郎くん。幸太郎くんは、以前家族のように温かく接してくれた友人・宗介くん家族に出した手紙の返事が戻ってきたことを父に報告します。
そして幸太郎くんの父もまた「家を出ようと思っている」ことを息子に報告。
驚いて理由を尋ねる幸太郎くんに「実は父さんも昔殴られてたんだ」「孫にまで手を上げることを知ってから、父さんはずっとあいつを許せない」と説明するのでした。
しつけの意図があったとしても、怒りに任せた暴力で子どもの成長を促すことはできませんよね。ましてや、祖父が孫にまで暴力をふるうなど言語道断。幸太郎くん父が「許せない」と語気を強めるのも当然のことです。
これ以上、幸太郎くんや父が傷付かないためには、祖父母から離れるのが一番でしょう。迷惑を考えずに暴力やお金を使い込む祖父母と距離を置き、これからは暴力に怯えることなく自由な人生を歩んでもらいたいですね。