小学生のころ、父親は無関心、祖母は怪しい宗教にのめり込み、祖父には暴力をふるわれ不登校になった幸太郎くん。その後、児童養護施設「ひだまりの家」に保護され、無関心だった父が毎月面会に来てくれるようになり、ようやく「家族」の温かさを感じられるようになりました。
月に一度の父との面会の日。
幸太郎くんは自身の近況を報告したあとで、父親から家を出ようと思っていることを聞かされます。驚く幸太郎くんに父は「祖父が自分だけでなく孫にまで手を上げたことが許せない」と怒りを露わにします。
毒祖父母が許せない!父の思いを聞いた息子は…
父もかつて、祖父から暴力を受けていたことを知った幸太郎くん。あまりにもショッキングな内容に戸惑いながらも、父の話を真剣に聞きます。
祖母のことを気にかける幸太郎くんに、父は「あの人とも本当にいろいろあったんだ。許せないのは同じだ……」と複雑な心境を吐露。
そのうえで、幸太郎くんに「ひとり暮らしが安定したら、親子で暮らせる可能性もある。父さんが迎えに行くのを待っててくれないか」と提案してくれたのでした。
わが子への暴力が許せないのは、子を想う親なら誰しもが抱く感情ですよね。幸太郎くんに無関心だった時期もある父ですが、自らの生活を大きく変えてでも息子を守ろうとする行動からは、深い愛情を感じられます。
すぐに親子で暮らすのは難しいようですが、今の父ならきっと、時間がかかってでも幸太郎くんとの約束を守ってくれるはず! 2人に明るい未来が待ち受けていると良いですよね。