ふくよかな体型の男性が…
その男性はかなり大柄で、色白の肌にピタッと張り付くようなワイシャツを着ていました。筋肉質というわけではなく、どちらかというとふくよかな体型で、いわゆる肥満体型の印象でした。
彼がシートに腰を下ろした瞬間、強烈な酸っぱいにおいが鼻を突きました。まるでお酢の瓶を開けて直接嗅いでいるかのような強いにおいです。今まで何度か電車で「ちょっとこの人、体臭がきついな」と感じたことはありましたが、このときはその中でも圧倒的なインパクトでした。私はマスクをしていたのにもかかわらず、そのにおいはマスクを突き抜けてきて、思わず鼻を手で覆ってしまいました。
思わずその場から去りたくなるレベル
正直に言うと、席を立って離れたかったのですが、帰宅ラッシュの時間帯で車内は混み合っており、立ち上がるのも難しい状況でした。私はそのまま耐えるしかなかったのですが、心の中では「このにおい、自分に移ってしまわないだろうか?」と不安になっていました。
ちらっと隣の男性を見てみると、肌が少し荒れているように見えました。もしかしたら清潔感をあまり気にしておらず、制汗剤やデオドラント剤も使っていないのかな、という印象でした。周りの人も何も言わないし、彼自身も気付いていないのかもしれないと思うと、少し切なく感じました。
自身のにおいに対する意識も変わった
当時は真夏で連日猛暑が続いていたため、誰もが汗をかいていた時期です。私ももちろん、汗には気をつかっていましたが、この出来事をきっかけにさらに対策を強化するようになりました。電車に乗るときはもちろん、仕事中や外出先でも、できるだけ周りの人に不快な思いをさせないよう心がけています。
まとめ
この出来事を通して、私自身のにおいに対する意識が高まりました。においはたしかに強烈でしたが、その男性もきっと何か事情があったのだろうと、今ではそう思うようにしています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:岡田優枝/40代女性・会社員
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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