記事サムネイル画像

 「ニキビだと思って放置」できものが腫れて激痛も!受診後に切開することになったできものの正体は

30代のある日、首の後ろに小さな違和感を覚えました。放置してしまったしこりが徐々に悪化し、受診・切開・手術へと至った私の体験を紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師久野 賀子先生
PRIDE CLINIC 医師

PRIDE CLINIC 院長。長年にわたり大手美容クリニックで通常の美容皮膚科診療だけでなく、新入職医師の指導や、VIP対応などをおこなっている。それらの経験を通じ、気軽に先進的な治療を受けていただける、自由で明るいクリニックを目指している。
新着記事が配信されたら、メールやプッシュ通知でお知らせ!

 

しこりが赤く腫れ、痛みまで

30代のころ、首の後ろに小さなできものができて、触るとしこりのように感じました。最初は痛みもなく「大きめのニキビかな」と放っておいたのですが、数カ月で徐々に大きくなり、ある日、強い赤みと腫れ、そしてひどい痛みに襲われました。寝返りを打つだけでもズキズキして仕事に集中できず、意を決して皮膚科を受診しました。

 

受診するとすぐに切開することに

受診の結果は「粉瘤(ふんりゅう:皮膚の下に袋状ののう胞ができ、皮脂や角質がたまる状態)が炎症を起こしている」という診断で、すぐに切開して膿を出す処置を受けました。処置は短時間で終わったものの、膿のにおいが強く、長く放置してしまった自分を悔やみました。通院を続けながら、炎症の不快さと後悔が心に残りました。

 

 

手術で完治するまでの道のり

その後も通院を重ね、最終的には根本的な切除手術を受けて完治しました。医師からは「粉瘤は自然には消えないので早めに受診したほうがいい」と教わり、小さな体の変化を軽視しない大切さを痛感しました。今では違和感を覚えたらすぐに相談するようにしており、体調の小さなサインを無視しない姿勢を心がけています。

 

まとめ

小さな違和感を見過ごした結果、長引く痛みと手術を経験しました。あのときの後悔があるからこそ、今は違和感を放置せず早めに受診しています。自分の体に素直に向き合うことが、後の安心につながると強く実感しました。

 

【久野先生からのアドバイス】

粉瘤は、内部の袋(嚢胞)ごと除去しない限り、自然に治ることはほとんどありません。炎症や強い痛みがある場合は、まず診察を受けて切開・排膿や抗菌薬などの急性期対応をおこない、炎症が治まった後に根治的な切除を検討します。自己診断でつぶしたり放置したりせず、早めに専門医を受診してください。粉瘤は意外とよくある疾患で、繰り返すことが多いので、しっかり切除して根治できると安心です。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者:赤丸ゆうき/40代・公務員

イラスト/きびのあやとら

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

 

ベビーカレンダー記事制作の取り組み
  • \ この記事にいいね!しよう /
    シェアする

    • コメントがありません

  • 気になる記事をまとめ読み

    人気連載

    新着連載

    連載完結

    もっと見る

    注目記事を探す

    人気記事ランキング

    アクセスランキング
    コメントランキング

    お得な無料キャンペーン

    暮らしの新着記事

  • PICKUP