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「黙っててごめん」入籍直前に大嘘が発覚→は?会わされた両親は役者だった…?難を逃れた方法とは!?

もうすぐ私は結婚します! 彼の両親にも先日、無事に結婚のあいさつを済ませました。彼の家は、父親が一代で築いた会社を経営していて、じきに彼が継ぐ予定です。そんな彼の立派なお家柄と同様に、私の実家も古くから続く大企業で、私は他界してしまった両親が残してくれた遺産のおかげで、大学を卒業して……。

今日は、彼が墓前で愛を誓いたいと言ってくれて、私の両親のお墓参り。これで天国の両親も安心してくれるはず。しかし、思いがけない事件が……。

 

結婚を急ぐ、彼と彼の家族

なんと墓石が倒れて、手を合わせていた彼に直撃しそうになったのです。私は胸騒ぎを覚え、両親からの警告ではないかと直感。入籍を少し遅らせたいと彼に言いました。しかし、それだけはダメだと頑なに反対し、彼は結婚を急ぎます。私は、そんな彼に不信感を覚えました。

 

彼の両親からも急ぐように言われたと、彼は言うのですが……。理由が明確ではなく、私の不信感は増すばかりです。

 

これからしばらく仕事が忙しくなる私。一緒に婚姻届を出すタイミングがないと言うと、ひとりで出してくると彼は言いましたが、自分で届け出るのが夢だった私は、彼のサインが入った用紙を預かり、仕事の合間に提出することを約束しました。できれば明日あたりにでも出すと言うと、ようやく納得してもらえました。

 

3日後、彼から同居の提案をされました。義実家に越してこないかと言われ、びっくり。義実家での同居話なんて、今まで1度もしたことがなかったのです。彼を問い詰めると、自分が実家を離れられないからだと言っていましたが……。

 

彼のとんでもない嘘が発覚…

「要介護の両親がいて500万の借金もあるんだ」
「結婚するまで黙っててごめん」

実は、今までに彼が私に話していたことは、ほぼすべてが嘘だったのです。家がお金持ちだなんて、まったくの嘘。私が会ったご両親も、雇われの役者でした。

 

やはり、お墓参りに行ったときに墓石が倒れたのは、両親からの警告だったのでしょう。それが引っかかってか、あまり入籍に乗り気じゃなかったのは事実です。ちょうど仕事が忙しかったことも幸いしました。その結果、私は難を逃れたのです。


「他人だから大丈夫」
「え?」

彼はすっかり、私が婚姻届を提出したと思い込んで、秘密を告白したわけです。しかし、婚姻届はまだ提出できていないので、私たちはまだ赤の他人。

 

その事実を知って、猛烈に怒り出した彼ですが、私は「明日あたりに」と、提出できる日の目安を伝えただけで、絶対出すとは言っていません。それに比べ、とんでもない嘘をついて私をだましていた彼。そんな人に、私を責める資格があるのでしょうか。

 

彼がお金目当てで私と結婚しようとしていたことがわかり、本当に残念ででした。親の介護も借金も、私の世話になろうとは思っていなかったと言いますが、嘘をついて事実を隠している時点で、信頼できません。

 

その上、私はこんなことで自分を捨てるような人間じゃないなどと、調子良く私をほめて持ち上げます。もう完全に彼への愛は冷めてしまいました。嘘をついて騙した人と、一緒になれるわけがありません。たとえ入籍した後で真実を知ったとしても、別れを選択したでしょう……。

 

キレたり泣いたり忙しい彼

見損なった、お前こそ本性を隠していたなどとと、急に逆ギレし始めた彼。怒りたいのはこっちのほうなのに……。それだけでなく彼は、今まで私のために使った費用を全部返せと迫ってきました。詐欺をするために使ったお金を、なぜ私が返さなくてはならないのでしょう。不思議でなりません。

 

それから、偶然私は居合わせなかったのですが、彼は会社にも乗り込んできたようです。彼からの連絡を無視していたら、会社にまで押しかけられてしまいました。

 

結婚してくれないとまた職場に乗り込むと脅してきたので、警察に通報することにした私。弁護士も雇って、民事で訴えることも検討しています。それを知った彼は慌て出し、やりすぎたと反省し、もう二度と押しかけないと急に態度を変えてきました。

 

自分が逮捕されたら、介護が必要な両親はどうするのだと泣きついてきたので、そんなことは知らないとはねのけたところ、どうしても許してほしいと乞い願ってきて……。その後、押しかけてくることはなかったので、通報まではしませんでした。

 

お墓参りをしたあの日、両親からのメッセージを受け取れて本当に良かったと思っています。今でも自分は両親に守られているのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

◇ ◇ ◇

 

結婚まで考えた人に裏切られたショックはかなりのものだと思います。警察に通報しない選択をしてくれたやさしい彼女には、素敵なパートナーを見つけて幸せな人生を送ってほしいですね。

 

【取材時期:2024年11月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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