公園の手洗い場で遊ぶ子どもたち
外が過ごしやすい気温になってきたころ、久しぶりに9歳の次女と5歳の次男を連れて公園へ行くことに。子どもたちが公園を走り回っている様子を日陰のベンチに座って見ていると、近くにあった手洗い場で水遊びをする、小学校低学年くらいの男の子とその妹2人、お友だち2人と見られる子どもたちがいました。
その子どもたちは、水飲み用の蛇口が上を向いているところを、噴水のように高く水を吹き上げさせては止めてを繰り返し遊んでいたのです。天気も良く、水遊びをしたくなる気持ちはわかるのですが……。本人たちはもちろん水をかぶり、ビショビショに濡れていました。
近くでその子どもたちのママ2人も水遊びをしているのを見ていましたが、止めようともせずその様子を見て笑っていました。すると、水遊びしていた下の子たちが他の遊具に走り出し、そのママも追いかけて違うところへ移動しようとしたときに、男の子が最後に噴水のように水を出したまま移動してしまったのです。
子どもに止めさせるべきでは…?
子どもたちを追いかけていったママは、残った上の子が水を出しっぱなしにしたことには気づいているようですが、戻ったり注意したりせずに、そのまま移動しようとしています。
そのとき、水道を使おうとしていた別の親子のパパが、吹き上がったままの水を止めてくれました。次に使おうとした子はまだ3歳くらいの小さい子で、子どもが濡れないようにとそのパパが止めたのです。
すると、「すみません、ありがとうございます!」と水を出した子のママが遠くから、水を止めたパパに声をかけていました。一部始終を見ていた私は、謝る前に自分が止めるか、子どもに止めさせるべきだったのでは?とモヤモヤ……。
ちょうど次男と次女も休憩中で、私と一緒にベンチに座ってその様子を見ていたので、「水をムダにしちゃいけないよね! みんなが使うところで水遊びしちゃいけないよ!」と話すと、子どもたちは「わかった!」と言ってくれました。
そのママは、子どもたちが水遊びをしているのを見て笑いながら「男の子はいきなり何をして遊びだすかわからないよね」と一緒にいたママ友に話していました。だからこそ、そのときにダメなことはダメだと教えるチャンスなのでは?と思った私。結果的に自分の子どもたちに伝えるいいきっかけになりました。
著者:松田みさと/40代女性。2004年生まれの長男、2007年生まれの長女、2015年生まれの次女、長男とは15歳差の2019年生まれの次男の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)