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見知らぬ女性に助けられた私。「どうして…?」女性に声をかけてくれていたのは、まさかの人だった

中学時代に修学旅行に行ったとき、私は大きなピンチに見舞われてしまいました。しかし、その経験により、クラスメイトのすてきな一面を知ることになって……。

見知らぬ女性に助けられた私。「どうして…?」女性に声をかけてくれていたのは、まさかの人だった

 

見知らぬ女性に助けられた私。「どうして…?」女性に声をかけてくれていたのは、まさかの人だった

 

まだ先のはずでは!?

その日は朝からなんとなくおなかが痛いなと思いながら、私は修学旅行を楽しんでいました。自由時間に友だちとはぐれてしまい困っていると、ちょうどクラスメイトのAくんと合流。2人で友だちを探しながら歩いていたときです。

 

Aくんが私にそっと「スカートが汚れちゃってる……」と教えてくれました。まだ生理予定日は先のはずですが、突然生理が始まってしまったのです。私は恥ずかしくて、慌てて女子トイレに駆け込みました。しかし、着替えも生理用品も持ち合わせておらず、私はひとりで途方に暮れてしまいました。

 

ピンチから救ってくれたのは…

しばらくトイレで固まっていると、ドアをコンコンとノックする音が聞こえ、外から「大丈夫?」と知らない女性が話しかけてきました。そして、生理用品と着替えが入った袋を渡してくれたのです。びっくりして事情を聞くと、なんとAくんからお金を渡され、生理用品と下着を買って、中にいる女の子に渡してほしいと頼まれたと言います。

 

女性にお礼を言い、着替えを済ませてAくんと合流して、私は何度もお礼を伝えました。彼には女きょうだいがいたようで、生理に慣れていたのだとか。ちょっぴり恥ずかしい気持ちもありましたが、彼にはとても助けられました。

 

 

なんとなくその後、気恥ずかしさもあり、Aくんとうまく話せなくなってしまった当時の私ですが、大人になってから振り返ると、彼はとてもすてきな人だったと思います。きっと彼も恥ずかしい気持ちがあったはずですが、困った私にすっと手を差し伸べてくれました。彼がしてくれたことを胸に、私も困っている人がいたら、寄り添って手助けをしたいと思っています。

 

 



著者:朝比奈洋子/女性・主婦
作画:おみき

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターおみき

    旦那と娘(2020年産まれの女の子)の3人暮らし。夫婦のこと育児のことをコミックエッセイにしてインスタグラムで発信中。高齢出産&初めての育児に奮闘中です。

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