ところが、ある日さくらの妊娠が判明! 新しい命を授かったことに対して喜びを分かち合う2人ですが、その後も意見は衝突するばかり。そして、ついに湊のある行動が決定的な引き金となり、さくらは実家に帰ってしまったのです。
困惑する湊のもとへ、さくらから話を聞いた湊の母親と妹が襲来! 2人は、湊がさくらにしていた態度を再現しながら、一緒に暮らし始めます。
自分勝手な主張ばかりする2人との生活に疲弊していく湊。「限界」と伝えても「メンタル弱すぎ」と、自身の過去の言動を再現され、突き放されてしまうのでした。
夫が幼いころから軽蔑していた相手
「酷いことしてごめんなさい」
2人は、今までとっていた態度について謝罪しました。
そして、父からひどい仕打ちを受けていた母から、
「本当は私のことを軽蔑していたんでしょう?」
と、指摘されます。
その言葉を聞いた湊は、自分も父親のようにさくらや母、妹のことを見下していたことに気づいたのでした。
幼いころ、父親に植えつけられた家族の在り方。湊にはその感覚が今も色濃く残っているのでしょう。長年、無意識のうちにしてきた行動や性格は、簡単に直せるものではありません。しかし、いけなかったと気づけたことは改善への第一歩です。人を見下してしまいがちな自分の性格を受け入れて、少しずつ直していけるといいですね。
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