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「はーい」不倫相手を家に連れ込みデリバリーする無職夫→必死に働き家計を支えた私が届けた報復ピザ!

私は飲食チェーンのエリアマネージャーとして、日々いろいろなお店を回り、忙しい毎日を送っています。あまりに多忙で、ときには気持ちがまいってしまうことも。しかし、弱音を吐いてはいられません。私には、夢を追う夫を支えるという、重大な任務があって……。

結婚して2年後のこと。夫が突然、脱サラをして漫画家になる夢を再び追いかけたいと言ってきました。そのころ私は子どもを持ちたいと考えていたので、夫の夢を応援すべきか、自分の希望を主張すべきか、悩みました。

 

そして、夫の夢を応援すると決めたのです。夫を支えることが、妻として自分の喜びにつながると思ったのです。

 

2人分の稼ぎが必要になった私は、以前から打診されていたエリアマネージャーへの昇進を引き受けることにしました。そして、月日が流れ……。

 

夢追う夫を支え続けて数年…

私は多忙を極め、夫は部屋にこもって昼夜を問わず執筆する日々。昨日は夜遅くまで資料チェックをしていたため、朝寝坊してしまいました。夫のお昼ごはんを用意できなかったため、私の会社のデリバリーを取ってもらうことに。社員用のスペシャルクーポンがあるのです。

 

夫は作業部屋にいつもこもっていて、どんなことをしているのか私にはわかりません。集中して執筆に取り組みたい気持ちはわかるのですが、少しは家事を手伝ってもらいたい……。もとからあまり家のことをやる人ではありませんでしたが、退職してからはもうまるっきりです。

 

漫画家デビューを目指して数年が経ちましたが、そんな話は聞いたことがありません。1度作品を見せてほしいとお願いしたのですが、デビューするまで待ってほしいと言われました。夫が胸を張って見せてくれる日を、私は心待ちにしています。

 

夫が追いかけていたのは夢ではなく

ある日、お風呂掃除をしていると、ありえないものを発見。女性物のピアスです。私はイヤリングなので、明らかに私の物ではありません。このピアスが意味するもの、それは夫の不倫。

 

私のいない日中に、女性を連れ込んでいるということでしょう。嫌な想像をしてしまい、頭がクラクラしました。これまで夫を支えるため一生懸命頑張ってきたのに……。

 

目が覚めた私は、夫にお仕置きすることにしました。自分の愚かさを痛感してもらうのです。私は作戦を練り、実行しました。さぁ、ショータイムの始まりです!

 

この日も、お昼はデリバリーにしてもらうことにしました。クーポンのチラシを目に付く場所に置き、私は出勤。忙しく働いていたら、あっという間にお昼になりました。私は、とある連絡を今か今かと心待ちにしていました。

 

すると、電話の着信音が鳴り響き、胸が高鳴ります。夫は今、不倫相手と一緒にデリバリーを待っているはず。しっかり注文の電話がかかってきたので、次はお届けです。

 

「ピンポーン!」

夫はインターホンを確認せず、勢いよくドアを開けて出てきました。

 

「ピザと離婚届をお届けしました!」

そう私が言うと、夫はものすごく驚いて……。目を白黒させています。今日は現場の仕事への理解を深めるため、エリアマネージャーの私が自ら宅配をしているのです。

 

私が必死に家計を支えていた間に…

ピアスを拾ったあの日から、私はせっせと不倫の証拠集めをしてきました。調べれば調べるほど、夫に対して怒りが湧いてきて……。どこの出版社に問い合わせても、夫が原稿を持ち込んだ形跡はなく、それどころか漫画を描く道具すら持っていなかったことが判明。夫のパソコンを確認したら、ゲームのソフトと大人向けサイトの利用履歴ばかりでした。

 

偽りの夢で会社を退職し、家計維持にも家事にも協力せず、自宅に不倫相手を連れ込むなんて……。離婚が妥当でしょう。夫に収入はありませんが、きっちり慰謝料を支払ってもらおうと思います。もちろん、不倫相手にも支払ってもらいます!

 

後日、無事に離婚が成立。私は独身に戻って、ますます仕事に励んでいます。今ごろ元夫は、借金地獄で苦しい日々を送っていることでしょう。せいぜい苦しむといいと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

人の善意や愛を利用して、そこに付け込むなんて、やっていいわけがありません。何年もの間、働かず、夢すら追いかけていなかった夫ですが、これからは自分ひとりの力で生活していかなければならないので、妻の存在がどれだけ大きかったか思い知ることになるはずです。後悔しても遅いですが、しっかり働いて慰謝料をきっちり支払うことで償ってほしいものですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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