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「避妊」のイメージが強く不安。母からも不安を告げられて…。それでもピルを服用し始めたら

私は長い間、生理不順に悩んでいました。婦人科に通っても特に問題は見つからなかったのですが、突然生理が始まってしまうなど困ることも多く……。

不規則な生理周期に悩まされて

初潮がきたのは小学5年生のとき。私の場合、生理痛はほとんどなかったのですが、周期が不規則で……。

 

中学生になったくらいのころ、母に相談し婦人科に行ったことがありましたが、特に問題は見つからず、「経過観察しましょう」と言われました。医師に「そのうちリズムが整ってくるでしょう」と言われたものの、そんな兆しはなく……。いつくるかわからない生理は、プールや旅行のときに困りましたし、学校で慌てたこともありました。

 

大学生で生理不順を改善!

大学生になり、生理不順の治療にピルが用いられていることを知った私。そしてピルを処方してもらうため婦人科に行くことにしましたが、「ピル=避妊」という知識しかなかった私は、婦人科へ相談に行ったときもなんとなく後ろめたさがありました。

 

母も同じような誤解をしていたようで、私がピルを服用することにしたと告げたとき「なんでそんなもの飲むの?」と言われてしまい……。その場で服用の目的を伝えたのですが、「本当に必要なの?」といぶかし気にしていました。それでも、私にとってピルの服用はメリットがたくさんあったのです。

 

まず、経血量が少なくなり、短期間で生理が終わるようになったこと。もともと生理痛はほとんどなかったのですが、生理痛に悩まされることがなくなりました。

 

そして、生理がいつくるか把握できるようになったこと。これでさまざまな予定が立てやすくなり、急に生理がきてナプキンがなくて慌ててしまう!ということもなくなりました。

 

さらに、ホルモンバランスが整ったからなのか、これまで必ず生理前にできていた顔のニキビができなくなりました。生理前の肌あれがなくなったのは予想外で、とてもうれしかったです。

 

私にとって強い味方に

このとき以降、私にとってピルは心強い味方になり、6年以上飲み続けました。慣れてしまえば毎日飲むことも苦にはなりませんでした。

 

ちなみに私の場合、飲み始め、継続中、やめたあとも、ピルによる副作用は起こらなかったので、あまりデメリットは感じていません。ただ、強いて挙げるとするならば、「ピル=避妊薬=貞操観念が低い」というイメージがまだある人がたくさんいて、母をはじめ、偏見を持たれたことです。

 

また、婦人科医の先生に正しい説明を受けているにもかかわらず、私ですら「ピルを終えたあと、ちゃんと妊娠できるのかな?」という不安は正直ぬぐえませんでした。でも、私の場合、ピルをやめて数カ月後、妊娠して無事に第一子を授かることができました!

 

 

生理に悩みを抱えている人は大勢いるのに、日本ではピルの普及が進んでいないと聞きました。毎月訪れる生理に苦悩し続けることは、女性にとって重大問題だと思います。

 

私は、ぜひ多くの人がピルの正しい知識を身につけて欲しいなと思いますし、もし友人や娘が生理に悩んでいるようなら「こんなものもあるよ」と、自分の経験をふまえながら、ピルを対処法の1つとして話してあげたいと思います。

 

 

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

文:たにつきよ/女性主婦
イラスト:すうみ

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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