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「同じ顔だからどっちでもいい」私の双子の妹を妊娠させた夫→妹の婚約者は実は…真実を伝えた結果!

兼業主婦の私が働いているのは、父が社長を務める会社。将来、会社を継ぐことを目指して今は修業中です。結婚したばかりの夫も、私のことを応援してくれていて、家事の分担も嫌な顔をせず引き受けてくれるので助かっています。結婚生活は、順風満帆なスタートを切ったと思っていたのですが……。

夫の日課はスポーツジムに通うこと。体も大きく、日焼けもしていて、見た目は少し怖い雰囲気です。

 

しかし、夫は見た目に反してとっても小心者。すごく繊細な面もあって、そんなギャップもかわいいと思っています。

 

実家も両親も大好きだけど…

夫は、私の両親も大切にしてくれて、実家で力仕事が必要なときには率先して行ってくれるので、両親も夫がお気に入り。いつ行っても熱烈な歓迎を受けるのですが、私としてはそう頻繁に行かせたくないのです……。


なぜなら、実家で私の妹と遭遇してほしくないからです。実は私には、双子の妹がいます。二卵性双生児なので、瓜二つというわけではありませんが、妹はメイクも服装も話し方も、何もかも私の真似をするので、他人からはソックリだとよく言われます。


とにかく私のものを何でも欲しがり、それは物だけではなく彼氏まで……。両親はたびたび叱ってくれましたが、反省はなし。結婚を機に連絡先をブロックして、住所も教えていません。

 

随分前に旅に出たきり、実家にも寄り付かないようで、妹が今どこで何をしているのか家族すらわかりません。しかし、フラッと実家に帰ってきたタイミングで夫と鉢合わせしたらと思うと気が気ではなく、実家も両親も大好きなのですが頻繁に帰りたくないのが正直なところです。

 

婚約した妹が夫にDM…?

妹が婚約したと両親から連絡をもらったのは、私が結婚してから半年ほど経ったころ。婚約しただけでもビックリなのに、なんとお相手は、父の会社の取引先で代表を務める男性。もちろん、私もよく知る人です。夫以上に大きな体格で、強面な見た目も相まって「組長」なんてあだ名で呼ばれていますが、とてもやさしい人。


なんでこんなに素敵な人が妹と……と最初は信じられませんでしたが、両家の顔合わせをするということで私も出席しました。夫は仕事の都合で出席できなかったので、胸をなでおろしていたのですが、顔合わせを終えて自宅に帰ると、夫から妹と連絡先を交換したと言われ、「いつの間に!?」とビックリ。


SNSのDMに連絡があったそうで、おそらく父か母から夫のフルネームを聞いて調べたのでしょう。「挨拶だけでもしておきたい」と言われれば、過去にいざこざがあったと知っている両親も教えると思います。交換してしまった以上、そのことを責めるわけにはいかないので、連絡を取らないでほしいと夫に念押し。夫は自分からは連絡をしないと約束してくれました。しかし、穏やかな日々は長くは続かず……。


きっかけは、私が受けた不妊症の検査。夫は子どもが好きで、すぐにでも子どもが欲しいと言っていたため、私たちは結婚後すぐに子作りも解禁。しかし、なかなか授かる気配がなく、思い切って病院で検査を受けることに。その結果、私に不妊の原因があることがわかりました。可能性はゼロではないとのことで、治療を始めることにしたのですが、それを境に徐々に私への当たりが強くなっていった夫。「騙された」なんて発言をすることもあり、私はとても傷ついていました。


申し訳ない気持ちも大きく、夫が出掛ける時間が増えても、問い詰めることもできず、苦しい日々が続いていたのです……。

 

妹の婚約者は「組長」

夫は相変わらず家を空けることが多く、日課だったジム通いもサボるように……。さすがにこれは何かあると思った私は、悪いと思いつつ夫が寝ている間にスマホをチェックしてしまいました。

 

すると、そこには妹とのやりとりが……。そこまでは何となく予想はしていましたが、衝撃的だったのは最新のやりとり。そこには、妹から「あなたの子どもを妊娠しました」と……。夫も大喜びの返信をしていて、あまりの衝撃に私は言葉を失いました。


しかし、知ってしまった以上、夫に問い詰めないわけにもいかず、翌朝夫に説明を求めました。すると夫は、謝るどころか開き直り「お前にもう用はない。顔もほぼ同じだし、妹と再婚するから離婚しよう」と。しかも、出産準備にお金がかかるから財産は出産祝いとしてすべて貰うとまで言い出しました。あまりにも自分勝手な言い分で、到底受け入れることはできませんでしたが、このまま言い合いを続けていても解決しないので……。


私は、夫に「妹の婚約者『組長』だけど大丈夫?」と言って、先日の顔合わせで撮った写真を見せました。そして「妹にゾッコンで、妹が浮気をしたら相手を海に沈めるって言っていたけど……」と続けたのです。すると、夫の顔色はみるみる青ざめていきました。小心者の夫が、組長の婚約者を奪おうとするわけがないという私の読みは大当たり。

 

夫が震え上がっているところに、タイミングよく組長から私に電話がありました。夫にも聞こえるようにスピーカーにして通話をすると、どうやら彼も妹の行動に不信感を抱いていて、スマホをチェックしたとのこと。

 

夫と妹のやりとりを見て、妹を問い詰めたところ、なんと妊娠は夫からお金を取るためについたウソだと白状したそう……。そのため、くれぐれもお金は渡さないようにという話でした。横で聞いていた夫は、安堵からか号泣。

 

しかし、私はこれまでの夫の発言や態度を振り返り、やはり裏切られたという気持ちが大きく、結局離婚を決意。夫はどうかしていたと言っていましたが、私に許してもらえそうにないと悟ると、離婚に同意。あっけなく私の結婚生活は終わりを迎えました。

 

その後4年の月日が経ち、私は別の人と再婚。治療の甲斐あって、なんと念願のママになれました! つらい思いもしたけれど、今はしあわせいっぱいです!

 

◇ ◇ ◇

 

子どもがほしいと思っている人にとって、不妊の原因が自分にあると告げられるのは本当につらいことだと思います。そんなとき、パートナーから冷たくされたら余計につらいですよね。うれしいことは倍、悲しいことは半分……そんな風にいろいろなことを共有できる夫婦関係が理想ですね。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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