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幼いころ、母がしてくれた性教育。20代になった私が今、当時の母の行動に感じていることとは

私は今でも母から生理について教えてもらったときのことをよく覚えています。当時は、教えてもらっても生理に対して「恥ずかしい」という気持ちを抱いていましたが、大人になった今、感じることは……。

ナプキン交換は「悪いことをしている」気持ちに

初潮を迎えた際、母から生理についていろいろと教えてもらう機会を設けてもらいました。生理についてのこと、生理用品のこと、使い方を始め、「ナプキンは、数時間に1回は必ず替えるようにすること」「使用済みのナプキンを捨てるときは、広がらないように包装紙に包んで捨てるんだよ」という気をつけるべきことまで。

 

ただ、当時の私はなぜか「生理は恥ずかしいもの」という気持ちが強くあり、母から教えてもらった際も、どこか恥ずかしい気持ちでいっぱいでした。トイレで生理用品を替えるときも、コソコソと行かねばならず「何か悪いことをしている」ような気持ちにもなってしまって……。

 

しかし、成長し20代となった今、「あのとき母から教えてもらったことって、とても大切なことなんだな」「母は、生理は恥ずかしいことじゃないよと教えてくれたんだな」と大人になって気づくことができたのです。

 

母から教えてもらわなければ、ずっと「生理は恥ずかしいもの」という気持ちのままで大人になっていたかもしれません。今でも記憶としてしっかり残り、生理中の習慣として身についてることを思うと、母には感謝しかありません。

 

著者:桜田かなみ/20代女性・大学生。ひとり暮らし。
イラスト:マメ美

 

監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)

 

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