子どもがいての再婚
現在の夫と結婚する際、私は2人の子どもがいての再婚でした。一方、彼は初婚だったので、義家族への報告時は、正直かなり緊張しました。私自身は彼と私だけであいさつに……と思っていたのですが、彼が「家族になるから子どもたちも連れて行こう」と言ってくれ、子どもたちと一緒に彼の実家へ行くことに。
緊張をほぐしてくれたのは…
あいさつ当日は、子どもたちも一緒でしたし「しっかりしなきゃ」という思いはあったものの、何を話せばいいのか、私自身が再婚のためどう説明したらいいのか……頭の中がぐちゃぐちゃのままでした。
彼のお母さんとはこれまで何度か会ったことがあったのですが、初めて会った彼のお父さんは口数も少なく、私はさらにパニックに!
どうしようどうしよう……と思っていたとき、緊張をほぐしてくれたのは、子どもたちの無邪気な笑い声でした。子どもたちは彼の母と楽しそうに会話をしていたのです。子どもたちの姿を見ていたら次第に私の緊張もとけてきて、再婚で子どももいるが、彼と結婚がしたいということを話すと、義両親からは「幸せにね」と言ってもらえました。
彼から聞いた話で…
結婚を認めてもらえたとホッとしていた帰り道、彼からあることを聞かされました。
実は、彼のお母さんもステップファミリーで育ったそうなのです。そして彼のお母さんは、自分自身が新しい父親との接し方に苦労したため、息子である彼と私との結婚には、当初あまり賛成していなかったのだとか。それでも彼は、私と私の子どもたちと家族になる決意をしてくれ、義母を説得してくれたそうなのです。まさか義母がステップファミリーだったとは知らず驚きました。そして自分が苦労したことがあり結婚に賛成できない気持ちも、私自身、母親として理解できました。
しかし、結果的には夫の説得もあり理解してくれたとのこと。夫の決意に改めて感謝すると共に、彼の母が認めてくれたことにもありがたい気持ちでいっぱいになりました。
彼の母のように、新しい親との関係がうまくいかないなど、ステップファミリーには難しい点もあるかと思います。ただ、わが家は子どもたちも彼のことを受け入れてくれ、家族で良好な関係を築けています。また、義実家ともいい関係を作れており、私自身「彼と再婚して本当によかった」「家族になれてよかった」と心から思っています。
著者:さとうみく/40代女性・6児の子育て中。ヘアメイクの仕事を経験し、現在は保育関係の仕事をしている。自身の経験を元に、子育てや結婚などの記事を中心に執筆中。
イラスト:もふたむ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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