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「息子に料理させてるなんて!」私を怒鳴る義母…→夫「母さん…ちょっと来てくれ」別室から戻ってきた義母は…

第1子が生まれて間もないころのことです。遊びに来た義母の無神経な言葉がきっかけで、思わず泣いてしまいました。すると見ていた夫が義母を別室に呼んだのです。

 

別室で夫と話して戻ってきた義母

里帰りから戻ったばかりの私は、慣れない育児に追われて毎日必死でした。ある日の夕方、訪ねてきた義母が、台所で夕飯の支度をしている夫の姿を見て、顔をしかめながら私にこう言ったのです。

 

「ちょっと、なんで息子に料理をさせているの? あなたは何をしていたのよ」

 

その日は子どもの抱っこが続いていて、布団に置くとすぐに泣いてしまう状態でした。私は「抱っこをしていないと泣き止まなくて……。夕飯の支度が全然進まなかったんです」と今さっきまで子どもを抱っこしていたことを伝えました。

 

すると、義母はため息をついて言い放ちました。

 

「段取りが悪いんじゃないの? 私のときはもっと手際よく全部こなしていたわよ」「こんなことで弱音を吐いていたら、この先やっていけないわよ」

 

 

必死に頑張っているのに、夫に家事をさせていることまで責められ、私はショックで涙がこぼれてしまいました。そもそも、家事の分担は夫と話し合って決めています。その場の空気は一瞬で凍りつきました。

 

すると、夫が手を止めて義母に「母さん……ちょっと来てくれ」と言って別室へ呼びました。

 

なかなか戻ってこない2人に、私は不安な気持ちで待っていました。しばらくして戻ってきた義母は、先ほどまでの勢いはすっかり消え、ひどく落ち込んだ様子でした。そして、驚いたことに畳の上で正座をすると、「本当にごめんなさい。私の勝手な価値観を押し付けちゃったわね。あなたも頑張ってるのに……」と、震える声で深く頭を下げて謝罪してくれたのです。

 

あんなに気の強かった義母が、そこまで真剣に反省する姿を見せるとは思わず、私はただただ驚いてしまいました。でも、その姿を見て、それまでのショックや悲しい気持ちが少しずつ和らいでいくのを感じました。

 

義母が帰宅した後、夫から別室で何を話したのかを聞きました。夫は義母に対し、私たち夫婦の家事育児の分担の考えを伝え、また、「今の言葉はいくらなんでもひどすぎる。彼女が1日中どれだけ大変かわかっているの? 口を出さないでくれ」と、怒ってくれたのだそうです。

 

 

それを聞いて、夫がしっかり私の味方でいてくれたことがわかり、張り詰めていた気持ちがすーっと軽くなりました。それ以来、義母は言葉を選んで接してくれるようになり、関係も穏やかになりました。夫が味方でいてくれる心強さと、言葉が持つ影響力の大きさを改めて実感した出来事でした。

 

著者:鈴木日菜/30代女性/2児の母。犬が大好き。趣味はおいしいご飯を食べることと料理をすること

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年8月)

※生成AI画像を使用しています

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