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義母「お年玉あげなさいよ!」義兄から強制徴収!?→無言で去る義兄を追いかけ、戻った義母の手には…

長女が1歳のとき、もうすぐお正月という時期のことです。義母がうれしそうにお年玉の話題を出してくれたのですが、まさかあんなにも心苦しいかたちでお年玉を受け取ることになるとは、当時は思いもしていませんでした。

はじまりは、義母の楽しげな相談から

お正月を目前に控えたある日、私と夫、そして長女の3人で義実家を訪れました。長女が1歳になり、義母はお年玉をあげるのが楽しみだったようで、「いくらくらいがいいかな~」とうれしそうに話し始めました。1歳の娘はもちろんお金のことなどわかりませんが、ニコニコしながら義母の話を聞いています。

 

私は、そんな義母の様子を見て、「いつもいろいろなものを買っていただいているので、お気持ちだけで十分です。この子がもっと大きくなってから、たくさん渡してあげてください」と、気遣いも込めて声をかけました。

 

そのとき、2階からリビングに義兄が下りてきました。義母が「お年玉の季節だね~」と話しかけると、義兄は「はいはい」と受け流すような感じで、すぐにまた2階へ戻ってしまいました。

 

 

モヤモヤが残った「お年玉事件」

やがてお正月を迎え、義実家へあいさつに行くと、長女は義両親からお年玉をもらいました。事件が起きたのは数日後、再び義実家へ遊びに行ったときのことです。その日は義兄も居合わせていました。

 

私が軽くあいさつをしていると、突然、義母が「あげたの? あげてないの? 言ったでしょ、あげなさい!」と、義兄をまくし立て始めたのです。すると義兄は2階へ行き、義母もそれに続きます。ほどなくしてリビングに戻ってきた義母の手には、お金が握られていたのです。

 

私たちはありがたく受け取り、義兄にお礼を言いに行きましたが、心にはどうしてもモヤモヤが残りました。長女は義兄から直接手渡されたわけではないので、お年玉をもらった実感がありません。また、お年玉はあくまで気持ちだと思うので、無理やり「あげなさい」と強いるのは違うのではないかと感じてしまったのです。

 

当時、義兄は独身だったので、お互いに子どもがいる状態になってからやり取りを始めた方がよかったのでは……とも思いました。

 

 

後日、義兄には「まだ娘も幼いですし、一方的にいただくのは心苦しいので、お年玉は改めて、お互いにやり取りができる時期が来てからにしましょう」と正直な気持ちを伝えました。それ以来、義兄はたまに娘へプレゼントを買ってくれるようになりました。「お年玉が絶対」という義務感はなくなり、義兄とも義母とも良い関係を築けてよかったと思っています。

 

著者:松谷 えりな/30代女性。令和元年生まれの息子と、平成28年、平成30年、令和2年生まれ娘たち4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。

イラスト:キヨ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)

 

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