初対面のママさんからの否定的な意見
長男が小学1年生、娘が2歳のころ、区の子育てフリースペースに娘を連れて行きました。遊んでいると初対面のママ4~5人で雑談が始まり、私は最近長男の歯の矯正を始めたことを話題に。するとママ数人が「どこの歯医者?」「月何回のペース?」「うちも歯並びが気になる~」と興味を持ってくれました。Aさんからは「どこまで行ってるの?」と聞かれたので、「場所は繁華街のほう」と伝えると、「え? なんでわざわざ?」と深堀りしてきます。どうしてここまで聞くんだろう……と思いながらも「長い治療になるから、子どもが中高生になったとき自分で行けるように、交通機関が充実している歯医者を夫婦で選んだの」と伝えました。するとAさんは「えー? でも今は子どもを連れて行くのは車でしょ、ちょっと停めとくだけで駐車料金かかるし、もったいない!」と言うので、「う~ん、たしかに駐車料金はもったいないんだけどね~、評判のいい歯医者さんだったから」と言ってその場をおさめようと和やかに答えました。
すると、Aさんは「そもそも子どもの矯正は意味ないってネットで見たし、お金の無駄よ! 歯並びは自然に任せるのが一番!」と言います。矯正を始めたばかりなのに、初対面の人にここまで言われて驚き腹が立った私。するとBさんが「そういう考え方もあるかもしれないね。でも、私もお金が出せたら子どもの歯を矯正をしてあげたいと思うし、他人が意味ないなんて言うことないんじゃない?」と言ってくれました。するとAさんは少しバツが悪そうに「ああ、そうね……ごめん」と言います。その後、話題は変わりましたが、気持ちがモヤモヤしていた私は娘が遊び疲れてきたので他のママたちより先に退散することに。するとBさんが「一緒に駐車場まで行っていい?」と声をかけてくれました。
歩きながら私は、「さっきはありがとう」とBさんに伝えると、「Aさんはもうすぐ育休が終わるから、フルタイムに戻るか、パートにするかを悩んでるんだって。お金の不安とかもあってあんな言い方になったんだと思うよ。だから気にしないほうがいいよ」と言ってくれ、モヤモヤした私の気持ちも少しだけ晴れたのでした。
初対面の人から息子の矯正を否定され、ショックを受けたのと同時に考え方や価値観はさまざまだと実感。この一件をきっかけに「私は相手を否定するような言い方はしないようにしよう」と心に決めました。私を気づかって追いかけてくれたBさんとはその後仲良くなれたので、それが今回のうれしい収穫でした。
著者:安藤由美香/30代・ライター。おおらかな10歳の息子と完璧主義の6歳の娘の母。アクティブな夫と黒柴わんこと共に、にぎやかな日々を過ごしている
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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