しんみりとした火葬場で
私の祖父は娘にとっては曽祖父にあたりますが、赤ちゃんのころにしか会っていないので、娘の記憶にはほとんど残っていません。
なんとか通夜、告別式を終え、火葬場に到着しました。最期の別れのとき、親族はしんみりとした空気に包まれていました。
こんがり焼く!?
そんな中、何が起こっているのか理解できない娘が、突然大きな声で「へえ、ここでこんがり焼くのかぁ」と叫んだのです。
その瞬間、張り詰めていた空気が一気に崩れ、参列者たちは笑いをこらえきれなくなりました。私も、もちろん祖父に申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、つられて笑ってしまいました。
わかりやすく説明したつもりだったけれど…
子どもの素直さには、本当に驚かされます。「火葬場って何?」という娘の質問に、「骨にするために焼いてもらう場所だよ」と、わかりやすく説明したつもりだったのですが、それが今回の出来事につながったのかもしれません。少し説明の仕方が良くなかったかな、と反省しています。
まとめ
今回の一件は、まだ幼い娘だからこそ許される発言だったと思います。この出来事は、悲しみに暮れていた私たち親族の心を少し軽くしてくれ、祖父も天国で笑ってくれているような気がしました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:田島美佑/30代女性・主婦
イラスト/まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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