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「なんで遠足に行けないの?」子どもたちは大号泣!登園の朝に起きた悲劇の原因は夫婦お互いの勘違い

30代半ばの私たち夫婦には保育園に通う幼い子どもたちが3人います。ある朝、いつものように子どもたちを保育園に送ろうと準備をしていました。しかし、いざ保育園に車で向かおうとすると、車の鍵がないことに気付きます。しかも、スマホもありません。なぜこんなことになってしまったのか、結婚6年目の私たち夫婦に起こったドタバタ劇をお話しします。

 

いつもの朝のはずが……

私は夫と保育園に通う幼い子どもたち3人の5人暮らしで、毎日慌ただしい日々を送っています。夫はサラリーマンで毎朝7時には家を出るため、子どもたちの保育園の準備は私ひとりでおこないます。

 

その日は保育園の遠足だったので、子ども3人分のお弁当を作ったりお着替えの準備をしたりと朝からバタバタ。遠足で荷物が特に多い日だったので、夫に「今日は保育園の荷物が多いから私ひとりで運べないの。そこに置いてあるから車までお願い」と私が頼むと、夫は「わかった」と言い、急いで荷物をササっと車まで運び出勤。

 

私は自分がやらなきゃいけないと思っていた用事が1つ済んだことにホッとし、子どもたちを起こして朝食をとりました。しかし、この日に限って子どもたちがお茶をこぼしたり、ごはんを食べず大泣きしたりするのでなかなか進みません。「お願いだから食べて! 今日は遠足だからいつもより早く保育園行かなきゃいけないよ!」と私も必死。やっとの思いで登園準備まで済ませ、「急いで車に乗って! 保育園行くよ」と子どもたちに声をかけました。

 

そこで異変に気付きます。いつも保育園の送り迎えで使っている車の鍵とスマホが入ったポーチが見当たらないのです。

 

どうして鍵が車の中にある?

もしかして夫が車に運んでしまった? と思い、慌てて外に出て走って車に駆け寄り、窓からのぞくと…… たくさんの荷物の中に私のポーチが。なんと、夫は子どもの荷物と一緒に私のポーチまで車に乗せてしまったのです。急いでドアを開けようとしますが、鍵がかかって開きません。「スペアキーがあったはず!」と急いで部屋に戻り探すものの見つからず。夫に鍵を持って来てもらえないか電話で確認したくても、スマホは車の中です。

 

パニックになりながらもとりあえず電話が必要だと考え、子どもたちと一緒に近所の家まで電話を借りに行くことに。早速、夫に電話をかけますがつながりません。

 

子どもたちをタクシーで保育園に送ろうとも考えました。しかし、荷物は全部車に乗せていたため、仕方なく保育園にも電話をかけ、事情を説明し休ませることに。子どもたちは「なんで行けないの? 遠足行きたい!」と大泣き。大好きなお菓子やジュースで落ち着かせようとしますが、1時間近く泣き続け、新しくお弁当を作ってあげると何とか子どもたちの機嫌が直りました。

 

 

お互いの勘違いが原因

夜になり、夫が仕事から帰宅しました。「ただいま。疲れ……」と夫が言いかけたのを遮り、私は「今日、保育園の遠足に行けなかったの! なんでだと思う?」と言いました。夫は「せっかく荷物運んでおいたのになんで?」とのんきに言っています。

 

「なんで? じゃないよ。車の鍵とスマホが入った私のポーチも一緒に乗せたでしょ。保育園の送り迎えでいつもこのポーチ使ってるの知ってるよね!?」と怒り口調の私。「そこにある荷物乗せてって言ったから乗せたんだよ」と夫も強めに返してきます。

 

険悪な空気のまま夜ごはんを済ませて子どもたちを寝かしつけると、夫が「今日は確認もせず乗せてしまって悪かった」と謝ってきました。私が「荷物乗せてって言ったのは私なのに怒ってごめん。でも、ポーチに鍵とスマホ入れてるの知ってたよね?」と聞くと「知ってたけど、そこにある荷物を乗せてって言われたから、今日は違うバッグに入れているのかと思って全部乗せたんだ」と夫。

 

たしかに家族でお出かけするときは違うバッグに入れていました。保育園の送り迎えのときだけそのバッグを使っていたので夫は勘違いしてしまったのです。「ごめん。私の荷物は置いててって言えばよかったね」と私が言うと夫は「俺も聞いたらよかった」とひと言。お互いに相手を思いやる発言ができなかったことを、夫婦2人で反省しました。

 

後日、遠足をとても楽しみにしていた子どもたちに申し訳なくなり、夫の提案でお弁当を持って家族でピクニックへ。子どもたちは「遠足みたいだね」と大喜びでした。

 

まとめ

「ずっと一緒にいるんだから、当然わかっているだろう」という相手に対する決めつけが、今回の悲劇を招きました。ひと言確認し合えば、子どもたちを悲しい気持ちにさせずに済んだはず。お互いがコミュニケーションの重要性について考えさせられた出来事になりました。そして、一方的に怒った私に自分から進んで謝ってくれ、さらには家族でのピクニックを計画してくれた夫のやさしさも実感。夫には感謝の意を言葉できちんと伝えました。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

著者:岩本 なみえ/30代女性・ライター。2020年生まれ、2021年生まれ、2023年生まれのパワフル3兄妹を育てるママ。 休日は、子どもたちと外遊びに明け暮れている。

イラスト/エェコ

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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