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「怖いから立ち会いはキャンセルで」出産当日、病院に来ない夫→ブチ切れた私…無責任な夫の末路とは?

夫は、妊婦に対して理解がありません。つわりがひどい私は寝込むことが多くなりました。出産ギリギリまで働くつもりでしたが、この状態が続くなら無理かもしれません……。

安定期になる前に義母に妊娠を教えてしまった夫。私に早めの休職をさせて家で休ませるようにと義母からアドバイスされたようです。産後2、3年は育児に専念したいと思っているので、このまま辞めてもいいのかなと思い始めた私。それなら、里帰り出産したいと思ったのですが、夫は猛反対です。

 

 

体調が悪い私を追い込む夫

出産には絶対に立ち会いたいから、遠い私の地元ではなくこちらで産んでくれと言う夫。友人から、「感動した」「父親としての自覚が芽生えた」などと聞いたのだそうです。私も夫にとって良い経験になると思い、里帰り出産はあきらめることにしました。

 

しかし、だんだんとその決断が間違っていたかもしれないと思い始めました。最近の私はめまいと頭痛がひどく、水を飲んだだけでも吐いてしまい、つらくてつらくて。お医者さんにも体重が減ってきているから気を付けるように言われていますが、どうにもなりません……。

 

そんなときは夫に助けてほしいのですが、手伝ってくれるどころか自分のわがままに私を付き合わせてきます。気分が悪くて横になっている私に、財布を忘れたから会社まで届けろと平気で言います。さらには「仕事から帰ってきて、家の中が汚れているとうんざりするんだよな」とか「朝食で使った食器を夜まで放置するのは汚い」とか……。毎日のように文句を言われます。

 

そもそも散らかしたり放置したりしているのは夫です。「自分でやってくれたらいいのに……」と私が言うと、夫は私に「甘えるな」と怒ります。私がどれだけつらいか理解しようともせず、話も聞いてもらえません。

 

改めて里帰りを打診したところ、やはり却下され。これは親になる試練だ、自分たちが親になるのに親に甘えてどうするんだと言います。「母親になるんだから、もっとしっかりしろよ」とまで言われました。

 

 

身勝手で最低な夫の言動に私は…

私は、そんなつらい妊婦生活に耐え、いよいよ出産となりました。

 

陣痛が本格的になってきても、夫はなかなか病院にやってきません。やっと連絡がついたと思ったら……。

「やっぱ怖いから行かない」

「立ち会いはキャンセルで!」
 

「じゃあ父親もキャンセルね」

私はとうとうブチ切れました。あれほど立ち会いたいと言っていたのに直前になって、「よく考えたらグロいし無理」と言うのです。さらには、立ち会っても自分にできることは何もない、今の私なら出産だって乗り越えられると言います。

 

「え?」

夫のために里帰り出産をあきらめたのに、私の不安な気持ちをまったく考えてくれていません。このとき、私はもう夫を許さないと決めました。

 

出産翌日、感謝の言葉も労いの言葉もなく「子ども見に行くわ」と言ってきた夫。私を病院に1人にして、謝罪もない。私は「この子に父親はいないし、私に夫はいないので来ないでほしい」と伝えました。

 

さすがに、立ち会いのドタキャンは良くなかったと思ったのか、夫は「すまんすまん、じゃあ家で待ってるわ」と軽く謝罪をして、病院へ来ませんでした。もう夫がいる家に帰りたくないので、私は夫と別れることにします。

 

 

両家の両親が私のために!

退院当日、夫にはもう会うつもりもなく、自宅へ戻るつもりもなかったので、私は両家の両親に病院へ来てもらいました。私の話を聞いた両親と義両親は、激怒し離婚にも賛成。夫から私たち母子を遠ざけてくれました。

 

夫は、「別れたくない」「ひとりぼっちになるのは嫌だ」と大騒ぎ。私は命がけの出産のときに、ひとりぼっちだったのに……。

 

自分ひとりだけではやっていけないと弱音を吐いていますが、結局、夫は都合の良い家政婦がほしいだけなのです。

 

そのまま夫とは一度も顔を合わせることなく、離婚が成立。義両親が夫の行動に目を光らせて、慰謝料や養育費の支払いを欠かさぬようにしてくれています。私は実家に世話になりながら、子育てを頑張っています。甘えすぎないようにしようと思っていますが、子どものことを最優先に考えて、両親の手も借りながら幸せに暮らしていこうと思います。

 

◇ ◇ ◇

 

出産に立ち会いたいという希望で妻に里帰りを許さなかったのですから、出産までの家事の手伝いや妻への気遣いは必ずすべきですよね。それをまったくせず大変な時期に苦労を強いられ、さらには出産当日になって立ち会いにも来ない……。今後の生活が不安になり、育児への協力も見込めないと考えざるを得ません。これからは、両親の手を借りながら無理せず、子どもと幸せに暮らしてほしいものですね。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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