ごみ当番のほうきの置き場所
新築分譲住宅へ引っ越しを済ませ、住人同士でゴミ捨て場の決まりごとを決めてから初めてのゴミ当番をやり終えました。そして、次の順番である隣人宅へほうきを持って行き、インターホン横に置いておきました。
数時間後、隣人が家へやってきて、「ほうきは屋根のあるドア横に置いてほしい」とのこと。そのため次のゴミ当番のときは、言われた通りの場所へ置きました。
指定の場所へ置いたのに
すると、隣人はまたわが家へ来て、ほうきの置き場所を「駐車場の端にしてほしい」と言いました。さらにその後、私が外出するときに、わが家の2歳の長男の声がうるさいと注意をしてきたのです。
3度目のゴミ当番では、指定された通りの場所にほうきを置いたのですが、「置き場所がはみ出している」との投書がポストに入っていました。あわせて、「子どもを黙らせるように」といった内容も書かれており、気をつけていたつもりだったので少しショックでした。
4度目以降はほうきに関しては何も言われなくなったものの、私が子どもと出かけるときにわが家の玄関まで来て、「子どもがうるさい」と毎日言われるようになったのです。
夫と隣人が口論した後、警察がわが家に…
不穏な関係が続いていたある雨風の強い日のことです。ゴミ当番のほうきをいつも通りに隣人宅に回しました。やがて夜になると、突然外で大きな音が! すると隣人がわが家に来たので話を聞くと、「ほうきを車で轢いて壊れたから弁償しろ。置き場所が悪いせいだ」「子どもが外に出ていると不愉快だから、外に出すな」と言ってきたのです。大きな音は、隣人が風で倒れたほうきを車で轢いた音だったようです。
理不尽な物言いに夫が怒り、隣人と口論になりました。ようやくお互いに落ち着いて帰宅しましたが、しばらくして警察がやって来ました。なんと、隣人が通報したようで、事情を聞かせてほしいとのことでした。私たちの話を聞いた警察は、「隣人はこれまでも他の家と何度かトラブルを起こしているので、あまり関わらない方がよい」と助言してくれ、あわせて口頭での注意もしてくれることになりました。
こうした一連の出来事を経て、私たちも生活の中でできる限りの配慮をするようになりました。子どもの声がどの程度、周囲に響いていたのかは正直わかりませんが、それ以来、ドアの開閉や声の大きさにも気を配っています。
自分たちに非はなくても、相手にとっては迷惑と感じることがあるのだと、身をもって知りました。今は顔を合わせたときにはこちらからあいさつをしますが、返事はありません。関わらないことが一番のトラブル回避だと考え、ほうきを届ける以外の接点は持たないようにしています。警察の注意が効いたのか、あれ以来、揉めごともなく平穏に過ごせています。
著者:鶴川 こだま/20代女性/2017年・2019年生まれの息子と2020年・2023年生まれの娘を育てる4児の母。やんちゃな息子と甘えん坊な娘たちに翻弄されながら、にぎやかな毎日を送っている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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