それは夜のチャイムから始まった
わが家は4階建ての集合住宅の3階にあります。各階2部屋しかない小規模なハイツで、普段から静かな環境。訪れるのは配達員さんくらいでした。
ある日の夜9時ごろ、急にわが家のチャイムが鳴ったのです。こんな時間に誰……?と私は恐る恐るモニターを見たのですが誰も映っていません。
他の階の人と間違えたのかな?と思い、特に気にしないでいると、5分後に外から声が聞こえました。そして同時に、窓から小石がぶつかるような「カツン!」という音が。
私と娘は怖くなり、テレビの音を消して耳を澄ませました。すると……。
理解不能の行動!一体誰が!?
窓の外から「おい、出てこいよ!」と男性の叫ぶ声が聞こえます。理解不能の出来事に混乱しつつ別の部屋の窓からこっそりと外の様子をうかがいました。すると、10代くらいの男性2人組がわが家の窓に向かって石を投げていたのです。
知り合いでもないし、きっといたずらでやっているのだと思い、とても腹が立ちました。しかし、夫は不在……。しかも子どもが2人いるのでその場では何もできず、1階に住む大家さんに連絡しました。大家さんも男性の叫ぶ声が聞こえたと言うので、家の周辺を見てもらうことに。
警察に連絡することになって…
男性2人はすでに帰ったようで、大家さんが見に行ったときにときには誰もいなかったようです。しかし、チャイムを鳴らしたり叫んだりしたことに加えて、ベランダには石が落ちていたので、明らかにわが家を狙っていたのだと思いました。
翌日、大家さんが連絡してくれて警察の方が家に来ました。警察の方は、警察が来たことを知らせる「パトロールカード」をインターホンの下部に貼り付けることを提案し、証拠の石の写真を撮ってから「また来たらすぐに連絡してください」と言ってくれたので、私はようやく安心できました。
その後、パトロールカードが効いたのか、無意味なチャイムが鳴ることも石を投げられることもありませんでした。いたずらだったとしても、もし窓ガラスが割れていたらと思うとゾッとします。私たちのために迅速に動いてくれた大家さんと警察の方には、とても感謝しています。
◇ ◇ ◇
突然の不審な訪問は、とても怖いものですよね。こうした出来事は、誰にでも起こりうる可能性があります。
不安な思いをしないためにも、普段から防犯対策をしておくことが大切です。
たとえば、
①玄関にドアチェーンや補助錠をつけてセキュリティを強化
②窓に防犯フィルムや補助錠を設置して侵入を防ぐ
③人感センサー付きライトで周囲を明るく保つ
などの方法があります。
日頃から防犯意識を高め、家族の安心・安全を守っていきたいですね。
著者:堂本ちか/30代女性。2015年1月生まれの娘と2022年11月生まれの息子、年の差きょうだいのママです。お調子者の娘とおバカな息子のかわいさに癒されながら毎日育児奮闘中です!
イラスト:あさうえさい
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年4月)