就寝時の異常ないびき…耳鼻科医の意外なひと言
あるとき、鼻風邪を診てもらうときに、耳鼻科の先生に「最近、寝るときにいびきがひどいのですが、それも鼻づまりですか?」と質問しました。長男が生まれてからずっとかかりつけでお世話になっている先生なのですが、いびきについての質問をしたのはこの日が初めてです。
すると先生からは「鼻づまりというより、扁桃腺が大きいからじゃないかな」と予想もしなかったひと言が! 「扁桃腺が大きいと喉を塞ぐことになるから、いびきが大きくなることが多いよ」とのこと。
扁桃腺の大きさをほかの子どもと比較したこともなく、自分の子が平均よりも大きいなんてまったく想像していなかったのでびっくりしました。
診断結果で手術へ…鼻と喉の異常の原因は?
「手術になると、うちには設備がないから」とかかりつけ医から紹介状を書いてもらい、総合病院を受診しました。そして診断結果は、扁桃腺肥大とアデノイド肥大。「扁桃腺とアデノイドを切除するには手術になります」と先生から説明を受けました。
扁桃腺は平均より大きくても10歳ごろには小さくなるので、扁桃腺切除手術は「扁桃腺が原因の発熱頻度が多かったり、食べ物が飲みこみにくい」など生活に支障が出るかどうかを判断材料にしてくださいとのこと。
そして夫婦で話し合い、アデノイド除去と一緒に扁桃腺切除の手術もお願いすることに決めました。その理由は、長男は実際にいびきがかなり大きく、ひどかったからです。
また、検査で睡眠時無呼吸症候群である数値が出たことと、小学校に進学して寝不足のままでは授業中に困るのではないかと思ったことも要因です。医師が挙げた例とは異なるものですが、いずれも生活に支障が出るという点で判断しました。
手術のリスクは不安があるものの、担当医からも「喉奥と鼻の奥に塊がある状態なので、空気の流れはかなり狭くなっているはず。この年齢で切除手術をすると改善するデータが多い」という説明が後押しとなりました。
手術は1週間の入院となり、発熱や喉の痛みで術後しばらくは長男は大変でした。ただ、術後にいびきをかかなくなり、朝眠そうにしている様子が減った長男を見ると、手術をおこなってよかったです。けれど、ただの鼻づまりだろうと思わずに、もっと早めに相談をしていればよかったのかもしれないと反省しています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:秋本かなこ/30代女性/2019年生まれと2021年生まれの兄弟のママ。元気な兄弟とパワフルな毎日を過ごしている。
イラスト:はたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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