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正月の義実家帰省を断った結果…家族旅行に。高級旅館を手配も義母が嫌がらせをしてきて!?

私は結婚してから、年末年始を自分の実家で過ごしたことがありませんでした。なぜなら、毎年夫の実家に帰省することを強要されていたからです。ただ今回は話し合いの末、ついに私の実家で過ごせることに。ところが年末が近づいてきたころ、夫から信じられない連絡が届いたのです。

正月の義実家帰省を断った結果…家族旅行に。高級旅館を手配も義母が嫌がらせをしてきて!?

 

夫からの連絡は…

「今年は私の実家で年末年始を過ごすことができる!」と楽しみにしていた私は、両親とおせちはどうするか相談していました。そんなとき、夫から「俺の実家に帰るのは28日でいいよな」とのメッセージが送られてきたのです。

 

私はすぐに「まさか約束を忘れたの? 今年は私の実家に帰る予定でしょ?」と返信。すると、夫からは信じられない言葉が。

 

「そうだっけ? 覚えてないから、その話は無効で。今年はいつも通り俺の実家に帰るから!」

 

そんなことを言われても困ります。私は夫に、私の両親も楽しみにしていることを伝えて、約束通り私の実家に帰るよう説得を試みました。ですが夫の対応は冷たく、「旦那様がそう決めたんだから大人しく従っていろ!」と言われてしまい……。

 

しかし、黙って引き下がるわけにはいきません。私は「約束はちゃんと守ってよ!」と反論。夫は「嫁のくせに旦那の言うことを聞けないのか! 黙って帰省の準備をしておけ! 新幹線のチケットと高級手土産の準備も忘れるなよ!」と激昂し、呆れた私はそのまま返信することをやめました。

 

帰省が家族旅行に!?

夫の信じられない発言から3日後。義母から「旦那様を困らせるなんて嫁失格よ」との連絡が。夫から、私が自分の実家に帰ると言っているとの情報が伝わったのでしょう。

 

私はことの経緯を義母に話しますが案の定、「嫁の分際でぐちぐち文句を言わないの」「年末年始は旦那の実家に帰省するのが常識」など古い価値観を押し付けてきます。

 

さらに、「そんなにうちに来るのが嫌なら、今年は家族旅行にしてあげるわ! あなたが全部手配しなさい。費用もあなたが出してね」と言うではありませんか!

 

義母の斜め上からの提案に私は戸惑いつつも、彼女の言うことには逆らえず……。

 

義母は「あなたのわがままで家族旅行に変更してあげるんだから」という理由で、「部屋に露天風呂が付いた高級旅館がいいわ」「もちろん、ごはんもおいしいところよ」など、次々と条件を出してくるのです。

 

私は考えに考えて、ひとつだけ思い当たる旅館があり連絡をしてみました。

 

時間になってこ来ない義家族と夫

なんとか頼み込んで、旅館の部屋を確保。義母には有名温泉地の老舗高級旅館を予約したと伝えました。

 

そして旅行当日、夫は車で義家族を迎えに行き、私は自宅で待っていることに。しかし、夫と義家族はなかなか姿を見せません。心配になり、夫に連絡をしてみました。

 

すると、「それがさ〜、母さんがやっぱり年越しは家がいいって言いだして。温泉旅館はキャンセルでよろしく!」と、まさかのドタキャン宣言。「どうして? ちゃんと老舗の高級旅館を予約したのに!」と私が聞くと、夫からは驚愕の返信がきたのです。

 

「老舗はボロ旅館が多いから気に入らないんだってさ。俺もそれなりに楽しみにしていたのにお前のセンスが悪いせいで中止。本当に使えない嫁だよな」

 

私が「当日にキャンセルなんて迷惑だよ!」と言っても夫は聞く耳を持ちません。それどころか、「何度も同じ事を言わせるな! 行かないって言ったら行かないんだよ!」と怒りだす始末。私は仕方なく「わかった。キャンセル費用は出してくれるんだよね?」と聞きますが、夫は「それもお前が払うべきだろ」と拒否します。

 

実は予約した旅館は…

最後に私はもう一度「本当にキャンセルでいいの?」と確認。夫は「家族旅行でボロ旅館はお断りだ」と態度を変えないため、私はあることを告げました。

 

「予約したのは、あなたの父方のおばあちゃんが経営している旅館よ」

 

夫は「え?」と驚きを隠せない様子。実は、義祖母はいくつかの旅館を経営する会社の社長で、今回は無理を言って部屋を用意してもらったのでした。

 

私は「まさかのドタキャンとは。申し訳ないから私だけでも泊まってくる」と伝えました。夫は「おい、待てよ! 俺たちも追いかけるから!」とひどく焦っている様子。それもそのはず。夫と両親は祖母から多くの金銭的支援を受けており、頭が上がらないのです。

 

「もうあなたたちの身勝手さにはうんざりだわ!」とだけ言って私は連絡を区切りました。

 

義母と夫の態度を暴露した私

「ばーちゃんに余計なこと言うなよ!」と夫から何件もメッセージが届きますが、私は無視して旅館へ。義母からも「私たちも今全力で向かっているから!」との連絡が。

 

しかし、私はことの経緯をすべて義祖母に暴露し、義祖母は私のスマホから「余計なことって何だい? お前たちの嫁いびりのことかい? それならもう全部、話は聞いたよ」と、夫と義母に送信。義祖母の登場に、義母は「ま、まさかお義母様ですか?」とたじたじです。

 

「お嫁さんから聞いたけど、立派に姑ぶっているようね。年末年始は旦那の実家に帰るのが常識? よくそんなことが言えたわよね。あなたはお金だけ要求して、私たちの家には十何年も来ていないのに。偉そうに語るなら、あなたも来るべきじゃないかしら?」

 

さらに義祖母は、「従業員にあんたたちは一歩も入れないように伝えておいた! わかったら、とっとと帰りな!」と一蹴し、義家族は素直に引き返したよう。

 

その後、私は旅館でゆっくりさせてもらい、その足で自分の実家に帰ることにしたのでした。

 

義祖母のおかげで離婚を決意

私が実家に帰り1週間ほどが経過すると、夫から「おい、いつ帰ってくるんだよ」との連絡が。ただ、私は義祖母に後押しされすでに離婚を決意しており、夫に従うつもりはありません。

 

「あなたとは離婚するから」と伝えると、夫はとても驚いたようで「離婚だけは待ってくれ! これからはお前の味方になるって約束する」「この歳でバツイチになっても貰い手なんかいないぞ。早く初孫を見せたいって言ってたじゃないか」と必死に引き留めてきました。

 

ただ、不問なやり取りが続くのかとため息をついていると、義祖母から「無事に離婚はできそうかい?」とのメッセージが。夫が離婚に応じてくれないと伝えると、「ここは私に任せて」と言われ、私は義祖母を頼ることにしたのです。

 

無事に離婚できた私

数週間後、私の実家には夫からサイン入りの離婚届が送られてきました。義祖母が話をつけてくれたのです。

 

こうして私は、義祖母の全面的な協力のおかげで無事に離婚が成立。復縁の連絡は何度かきましたが、「これ以上、しつこくするようなら警察に助けを求める」と言ったところこなくなりました。

 

聞いた話によると、義家族と夫は義祖母に呼び出され、「さっさとお嫁さんを解放してあげなさい。でないと今後、金銭の援助はすべて打ち切る」と宣言されてしまったのだとか。これには義家族も大慌てで、それからは積極的に旅館仕事を手伝っているようです。

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

 


 

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