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「私、寿退社しまーす!お相手はあなたの旦那さん♡」友人から略奪連絡⇒私「やったー!」夫の真実と友人の末路は…

学生のころから、人の男を略奪するのが大好きな友人。そんな友人が、私の勤める会社で働くことになったのです……。

彼女のせいで泣いた友だちは数知れず。どうやら今も略奪を続けているようで、噂によると、前の会社でも社内の男性に手を出しまくった挙句の果てに退職。

 

そんな彼女は、私がこの会社にいるのを聞きつけて採用試験を受けたのです……。

 

 

余裕しゃくしゃくの友人

「あんたが入社5年で管理職になれたんだから、さぞかしちょろい会社だろうと思って!」「彼氏に2股バレて捨てられちゃって、住むとこもないし……そしたら、ここなら社宅もあるっていうじゃない!」と友人。たしかにうちは小さな会社ではありますが、社長の真面目な性格もあって堅実な経営をしているのです。

 

「それに、あんたも会社で旦那を捕まえたんでしょ?」「取引先といい感じになって結婚したとか……。私ならもーっといい男捕まえられるはずよね!」

 

彼女は、私の結婚話を友人伝いで聞いたらしく、自身の婚活も兼ねて転職してきたようです。たしかに、私の夫は取引先の営業マン。しかし、私は仕事とプライベートをきっちり分けています。彼女のように分別のないことは絶対にしません。

 

「早速だけど、誰かいい人いない?」「あと、めんどくさいから私の社宅の申請もしてきて!」と転職早々、先輩である私をあごで使おうとした友人。私は「出会い目的ならよそでやって、仕事はしっかりしてね」「会社内では先輩後輩の関係だから、節度ある距離感を保ちましょう」とあらかじめ釘を刺しておきました。

 

 

 

友人の勤務態度

3カ月後――。

 

新人研修が終わった友人ですが、仕事はサボってばかり。彼女の直属の上司や私がいくら注意をしても、聞く耳を持ちません。それどころか、「営業部の人に誘われてお茶してるの~」「私のこと、前から気になってたんだって!こんなの仕事してる場合じゃないよね!」と言い出す始末。

 

私だけでなく、彼女の上司、そして社長までもが彼女に頭を悩ませる状況になっていました。

 

「あんただって会社で旦那さんと出会ったくせに!」「私に注意できる立場じゃないんじゃない?」と彼女。たしかに夫とは職場で出会いましたが、仕事はちゃんとしていましたし、節度を守って交際していました。彼女と一緒にされたくありません。

 

私が口酸っぱく注意していると、彼女はなんと「じゃあ、あんたと同じく社外の人ならセーフってこと?」「じゃあ、よくうちの会社に来るあんたの旦那さん狙っちゃおうかな~」と言い出したのです。

 

「冗談でもそんなこと言わないで!」と思わず声を荒げてしまった私。しかし、彼女は「スーツが似合うし、顔もイケメンだし、すごくかっこいいよね!」「私と付き合ってくれないかな~?」と続けたのでした。

 

 

 

略奪女の末路

さらに2カ月後――。

 

相変わらず仕事をサボってばかりの彼女から私に連絡がありました。それは「私、寿退社しまーす!」というものでした。

 

「しかもお相手はあんたの旦那さん♡奪っちゃってごめんねw」

「早めの離婚とお祝いよろしくw」

「いいの!?ありがとう!」

「え?」

 

 

 

実は、私の夫はとんでもない浮気性。仕事もできるし、外面もいいけれど、女癖だけは悪いのです。私と結婚してからも、何度浮気を繰り返していることか……。

 

最近では、我が社の女の子たちにもちょっかいを出していたそう。事態を重く見た社長と部長に、私は友人の本性を告げ、夫を我が社の取引担当から外す目論見を立てていました。

 

彼の浮気が原因で私が離婚すれば、あまり口の回らないうちの社長でも取引先に強く出られるはず。これで取引担当から夫が外れてくれれば、嫌な思いをする社員が減るのです。そして、この目論見は予想よりもはるかにうまくいきました。

 

「そんな……私……」と呆然と立ち尽くす彼女に、私は「あんな浮気男でよければもらってちょうだい」「その代わり、しっかり慰謝料は払ってもらうからね」と告げました。

 

その後――。

 

 

社長の奮闘もあり、夫の会社の取引担当は変更されることに。さらに、同時に契約内容の見直しもしたらしく、我が社の希望の価格で取引をしてもらえることになったようです。

 

問題を起こした友人は解雇され、夫は田舎に転勤になりました。私は弁護士のサポートを受けて、夫と離婚。元夫と友人それぞれに慰謝料を一括払いでの支払いを求め、請求しました。2人ともあらゆるところからお金を借りて、慰謝料を工面したようです。

 

この一件で我が社の社長は自信がついたのか、強気な新規顧客を開拓し始めました。ものすごい勢いで会社が大きくなりつつあるので、この波に乗れるように私も仕事をがんばっています。

 

【取材時期:2024年12月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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