こんにちは。離乳食インストラクターの中田 馨です。赤ちゃんが1歳ごろになると、離乳食や母乳・育児用ミルク以外に「おやつ」を食べるようになります。赤ちゃんにとって「おやつ」とは、4回目・5回目の食事と言われています。用意するおやつはご飯の代わりになるものが良いとされています。ご飯の代わりになるというと手作りのおやつを想像しますが、毎日手作りのおやつを作るのは大変です。そこで、今日は赤ちゃんや子どもにおすすめの市販のおやつの選び方をお伝えします。
赤ちゃんや小さな子におすすめな市販のおやつ
赤ちゃんや子どもにおすすめな市販のおやつは、味があまりついていないシンプルなものが基本です。そして、咀嚼力がまだ未発達なので、喉に詰まるようなものは避けましょう。
【おすすめなおやつのポイント4】
・塩気が少ない(ない)もの
・甘みが少ない(ない)もの
・油が少ないもの
・飲み込みやすいもの
【気をつけたいおやつのポイント3】
・固い食べ物(するめ、ナッツ類など)
・ツルっとのどに入る食べ物(ゼリーなど)
・伸びる食べ物(団子、餅など)
上記のおやつは赤ちゃんのうちはNG。3〜5歳ごろになっても年齢や発達を見て食べてもいいかを判断してください。食べるときは大人がそばで見守ることが大切です。
市販のおやつを買うときのチェックポイント
赤ちゃんや子どものおやつは、大人のおやつとはイメージがいます。「これをあげてもいいかな?」と思ったおやつは、まず確認してみてください。
食品表示を確認
パッケージの裏面などにある食品表示を見て、使われている食材を確認しましょう。知らない名前がある場合は「赤ちゃんや子どもには不向き」と判断する1つになります。
大人が味見をして確認
赤ちゃんや子ども用のおやつでも、味が濃いものがあります。初めて食べるおやつはまず大人が味見をして「うちの子が食べてもいい味かな? 硬さかな?」ということを確認してみましょう。
おせんべいを選ぶときのポイント
赤ちゃんや子どもの市販のおやつにおすすめなのが米菓子。米菓子の代表選手がおせんべいですね。おせんべいなら何でもいいかというとそうでもないんですね。こちらもできれば食品表示を見てみましょう。
意外にいろいろな調味料や添加物が入っているものが多いことがわかります。「米・塩」などのシンプルな材料だけ使われているものが見つかるといいですね。
クッキーやビスケットを選ぶときのポイント
クッキーやビスケットも、おせんべいと同じようにいろいろな調味料や添加物が入っているものが多いおやつの1つです。選ぶときには食品表示を見て、「小麦粉・卵・砂糖」などのシンプルな材料だけ使われているものを探してみましょう。
乳製品を選ぶときのポイント
乳製品と言えば、ヨーグルト、チーズ、飲料などさまざまありますね。 ヨーグルトなら加糖されていないものを選びます。チーズは塩分が多いのでたくさん食べないようにしましょう。飲料の場合は、牛乳以外は加糖されているものがほとんどだと思いますので赤ちゃんの間はNG。幼児になってもごくたまに、少量だけを心がけます。
市販のおやつは大人にとっても楽しいものの1つです。思わず食べ過ぎてしまうこともあります。これは赤ちゃんや子どもも同じ。食べる量を「今日はこれだけね」と決めることも大切です。4回目・5回目の食事としておやつを楽しくおいしく食べてくださいね!