私たちの身近にあるSNS。生活に欠かせないという人も少なくはないでしょう。しかし、その世界にのめり込みすぎると、思わぬ弊害が生まれる恐れも…。これは、作者である神谷もちさんの友人の体験を元に構成されたお話です。
それは何気ない、いつもの投稿から始まった…
愛娘のもにかと、愛犬ちゃたろうが寄り添って寝ている姿が、まるでもにかがちゃたろうに食べられているみたいでかわいくておもしろくて、写真に撮ってSNSにアップしたまき。その後は、夕食の準備をしたり、お風呂の準備をしたりして、とくにSNSの存在を気にしていなかったのですが、気付くとひっきりなしにSNSから通知が来ていたのです。
SNSは世界中からアクセスできるもの。そうはわかっていても、いつものやりとりは意外と狭い世界でのやりとりですよね。主人公のまきも、そんな感覚で、深く考えることなく、SNSにアップした1枚の写真。そんな写真がいつのまにか、自分の知らないところまで広く伝わっているなんて…そう思うと怖いですね。