マユミさんが店長として初出勤した日、茂樹林という男性客がやってきます。茂樹林は、以前からマユミさんに執着し、迷惑行為を繰り返すストーカークレーマー客。茂樹林は県内中のニコ牛を探しまわってマユミさんを見つけ出し、毎日お店にやって来るようになりました。
マユミさんは店長研修でクレーム対応を学んだおかげで、何とか茂樹林の妨害をかわします。
実家では両親が息子のマサル君を見てくれており、休みの日に遊園地に行く約束をしていました。
しかし翌朝、茂樹林とバイトの高橋くんが揉めているとお店から連絡があり……。
息子と過ごす約束をしていた休日が…
マユミさんがスタッフに事情を聞くと、茂樹林はいつも注文しているメニューのつゆが小さじ1杯分足りないとクレームをつけてきたそう。
バイトの高橋くんが反論したことで茂樹林はヒートアップし、収拾がつかなくなってしまったというのです。
「マサル、ごめん……ママお仕事になっちゃった」
楽しみにしていた遊園地に行くことができないと知り、「ママの嘘つき! ママなんて大っ嫌いだ!」と叫びながら大泣きするマサルくん。
マユミさんは心が痛みながらも、マサルとの約束をあきらめ、店に向かうことにしたのでした。
「店長」という責任ある立場になったマユミさん。働く親にとって、子どもとの約束を破るのは苦渋の決断ですよね。
追い打ちをかけるように、愛する息子からの「嘘つき」という言葉。どうしようもないとわかっていても、胸が痛くなりますね。
くまおさんのマンガは、このほかにもブログで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。