こんにちは。保育士の中田 馨です。赤ちゃんが生まれると、今までの大人だけの生活からガラリと変わります。初めて抱っこする新生児期の赤ちゃん。赤ちゃんの体は小さくて壊れそうで、どう触ればいいか戸惑うママもいると思います。そんなママへ赤ちゃんの体のお話をしますね。
新生児の身長と体重は?
新生児期の赤ちゃんの身長と体重は性別によって、下記の範囲であることが多いです。
男の子:身長44.0~57.4cm 体重2,100~5,170g
女の子:身長44.0~56.4cm 体重2,130~4,840g
新生児の目と耳
新生児期の赤ちゃんの目は光を感じることができ、近いものはぼんやりと輪郭を見ることができます。でも、まだ視力が発達しておらず、離れたものは見えません。視力は0.01~0.02とも言われています。
新生児期の赤ちゃんの耳は低音により反応を示すと言われています。特におなかの中から聞き慣れているママの声には反応するようです。
新生児の手と腕
手は指を曲げて握りしめています。手のひらに刺激を与えると、力強く握り返してきます。手のひらを開くと糸くずなどを握っていることもありますので、毎日ぬれたガーゼでふき取ってあげましょう。腕はママのおなかの中にいたときのように肘を曲げて「W字」にしています。
新生児の背中
多くの日本人の赤ちゃんの背中やおしりには、蒙古斑(もうこはん)というアザがついています。この青っぽいアザにビックリするママもいますが、これは成長とともに消えていきますので安心してくださいね。
新生児の頭
赤ちゃんの頭のてっぺんには大泉門というぺこぺことやわらかい部分があります。大専門は1歳半ごろに閉鎖します。体に対して頭が大きく、新生児のときは3頭身くらいです。髪の毛は、しっかり生えている子もいればうっすらの子もいます。
新生児のおへそ
生まれてすぐの赤ちゃんのおへそにはへその緒が付いていて乾いていません。へその緒がとれるまでは消毒したり、おむつが当たらないようにケアします。1~2週間でへその緒はポロリと取れます。
新生児の足
赤ちゃんの足は大人の手などが当たると足の指をきゅっと曲げます。これは原始反射の一つです。赤ちゃんの足の裏は平たくていわゆる「偏平足」で土踏まずがありません。脚は「M字」に曲げられています。これはママのおなかにいたときの自然な姿勢が残っているためです。
生まれたばかりの赤ちゃんはすぐに寝返りをし、ハイハイをし、つかまり立ちをし、生まれてから1年で目まぐるしく成長します。赤ちゃんの日々の成長を楽しんでくださいね。