今回は、1月生まれの赤ちゃん7,271名の名前から、男女どちらにも名付けられていた人気の「ジェンダーレスネーム」をランキング形式で紹介します。今注目の「ジェンダーレスネーム」は……?!
1位 碧(主なよみ:あお・あおい)
「ジェンダーレスネーム」で最も人気を集めたのは「碧」です。「碧」は特に男の子に人気の名前で、1月生まれの男の子の名前ランキングでも1位を獲得しました。
「碧」は青緑色の美しい石、または深緑色の美しいさまを表す漢字。新鮮さや自然の美しさをイメージさせ、穏やかで清潔な印象の名前です。
2位 凪(主なよみ:なぎ)
2位は「凪」。男女ともに人気の名前です。「凪」は海や風が静まる状態を表す言葉。「心穏やかに過ごせるように」という親御さんの想いが込められることもあるようです。
3位 朔(主なよみ:さく)
3位にランクインした「朔」は、新月や月初めを意味します。特に男の子に人気の名前で、1月生まれの男の子に人気の名前ランキングでも3位にランクインしました。
年の初めにあたる1月、新しい命に希望を込めて名付けるのにぴったりな名前です。
4位 陽葵(主なよみ:ひなた、ひまり、はるき)
4位は「陽葵」。「陽葵」の「陽」は太陽を、「葵」は植物を表します。男の子では「ひなた」「はるき」、女の子では「ひまり」「ひなた」とよむことが多いです。特に女の子に人気があります。
花、風、月といった自然の美しい景色や鳥の翼、飛翔を連想させる名前「花鳥風月ネーム」でもあり、花を用いた「フラワーネーム」でもあります。「寒い冬の中でも太陽のように明るく元気な子に育ってほしい」という願いが込められているようです。
5位 晴(主なよみ:はる)※同率
5位は「晴」。漢字の通り、晴れた空を意味し、明るく朗らかな未来を表します。男の子に人気の名前で、男の子の1月の名前ランキングでは16位でした。
冬は気温が低く、空気中の水蒸気やちりなどが少なく、空が澄んで見えるという特徴もあり、晴れわたる空を連想するようです。
5位 心陽(主なよみ:こはる)※同率
同じく5位の「心陽」は、心から発する陽の光、つまり内面から溢れる温かさと明るさをイメージする名前です。特に女の子に人気の名前で、1月の名前ランキングでは8位でした。
冬の寒さを和らげるような、あたたかい陽光を連想する名前です。
7位 伊織(主なよみ:いおり)
「伊織」はランキングで7位に名を連ねています。和やかでやさしい響きを持ち、特に男の子に人気の名前で、1月生まれの男の子の名前ランキングでは11位でした。
穏やかな生活を送ることを願い、多くの親御さんに選ばれたのかもしれません。
8位 凛音(主なよみ:りお、りんと)※同率
8位にランクインしたのは「凛音」。「凛」という字には「凛々しい」という意味の他に、「寒い」という意味があり、寒い1月生まれのお子さんにも例年多く用いられます。
感性豊かで親しみやすい「音」と組み合わせることで、厳しい環境の中でもやさしさを併せ持つようなイメージを受ける名前です。男の子では「りんと」、女の子では「りお」とよむことが多いようです。
8位 藍(主なよみ:らん、あい)※同率
8位の「藍」は、自然由来の青色を意味します。男の子に人気の名前で、1月生まれの男の子の名前ランキングでは20位にランクイン。
かつては女の子に「あい」というよみで人気でしたが、バレーボール日本代表・髙橋藍(たかはし らん)選手の人気により、男の子に「らん」というよみで名付けられることが多くなってきています。
8位 柚希(主なよみ:ゆずき)※同率
8位の「柚希」は新鮮な柚子の香りと、希望を意味する「希」が組み合わさった名前です。女の子に人気の名前で、1月生まれの女の子の名前ランキングでは30位にランクインしています。
柚子の爽やかな香りのように、周囲を明るく照らすような存在になってほしいといった、子どもの明るい未来を願う素敵な名前です。
◆1月生まれに人気だった「ジェンダーレスネーム」では、「碧」「凪」「朔」「晴」など自然や希望を表す一文字の名前が多く見られました。これらの名前は、男女どちらにも使える汎用性があり、古臭くない今どきなトレンド感、読みやすさ、ポジティブな印象といった共通点があります。
これから赤ちゃんの名付けを考えている親御さんは、性別に捉われない「ジェンダーレスネーム」を選んでみるのもいいかもしれませんね。
photo:@o_chan1031さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2025年1月1日(水)〜2025年1月25日(土)
回答件数:7,271件