女性の先輩に「休ませてください」
高校生のころ、私はバスケットボール部に所属していました。その日は生理2日目で経血量も多く、いつもより生理痛がつらかったのを覚えています。バスケは運動量が多く、動くのはしんどいなと感じたため、部活の女性の先輩に「生理のため練習を休ませてください」と伝えに行きました。
先輩からはまさかの言葉が
しかし、私の話を聞いた先輩はムッとした顔になり、「生理でつらいのはみんな同じだよ。自分だけ休もうとしないでくれる? それに、どうせズル休みなんでしょ」と言ってきたのです。
バスケはチームプレーのため休むとメンバーに迷惑をかけてしまいますが、「そんな言い方をしなくても……」と悲しい気持ちになってしまった私。結局、自分が我慢すれば丸く収まると考え、無理をして練習に参加したのでした。
先輩にきつい言い方をされ傷ついたため、自分は絶対に他の人にこのようなことを言わないようにしようと思っています。生理の症状は人によって違い、軽い人もいれば重い人も。たとえ自分が重くなかったとしても、想像力を働かせ、相手の気持ちを考えながら行動することが大切だと学びました。
著者:山下音/10代女性・調理系の専門学校に通っています。日々バイトと勉強に追われながら過ごしてます。
イラスト:おみき
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年12月)
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