アイドルの私には秘密が!?
私はご当地アイドルとして、地元のイベントなどに出演していました。しかし、私には秘密が……。それは同い年の劇場スタッフ・A男と交際していること。所属事務所は恋愛を禁止していませんが、ファンのことを考え、秘密にしていたのです。
ある日A男の家でランチをしていると、いきなりA男は指輪を取り出し私の指に。そして、「俺と結婚してくれ!」とプロポーズしてくれたのです! 私は驚きながらも「よろしくお願いします!」と即答。
その後事務所に、プロポーズされたこと、アイドルを辞めたいことを話すと、アイドルを卒業してから結婚を発表するという流れになりました。
彼の妹から電話がきて…
それから1週間ほどが過ぎ、A男と自宅でくつろいでいると彼の電話に着信が。発信元は彼の妹のB子でした。私は彼女に会ったことはありませんが、聞くと現在はほぼ仕事をしていないそう。
「お兄ちゃん、結婚するって親戚から聞いたわよ」「相手はご当地アイドルだって?」とあれこれ突っ込んでくるB子。A男が「まあな……」と口ごもっていると、B子は「実はもう家の前なの〜。入ってもいい?」と言うのです。浮かない顔のA男に事情を聞いた私は、「妹さんとはまだ会ったことがなかったし、ちょうどいい機会だと思う」と彼女を招き入れました。
とにかく失礼なB子
「久しぶり〜」と言いながらずかずか入ってきたB子は、私をジロジロと見ながら開口一番に「アンタがアイドル? ふぅ~ん」「芸能人にしてはオーラが皆無ね」とのこと。
A男は怒りながら「帰れ!」とB子を追い出そうとしますが、B子はお構いなし。A男から事前に「妹はわがままで自己中だから両親も見放している」と聞いていた私は、それが決して大げさな発言ではなかったのだと実感したのでした。
B子は私の整形を疑い…
その後もB子は、「ご当地アイドルなんてダサくない?」と私を馬鹿にします。A男が「彼女はアイドルとしても女性としても素晴らしい人なんだ。俺が選んだ相手についてとやかく言われる筋合いはない!」と叱責するも、「どうせアンタ、整形でしょ」と暴言は止まりません。
私が「していない」と言ってもB子は納得せず、「それなら証拠として、高校の卒業アルバムを見せてよ」と言ってきます。「見せられないでしょ?」「元の顔は絶対に私のほうがかわいいはず」と嫌味を言い続け、私も我慢の限界に。そんな中、玄関のチャイムが鳴りました。
カリスマモデルが家に!?
玄関を開けると、そこには美しい顔立ちの女性が立っていました。この女性は、私の母親。実は母は長年モデルとして活躍しており、現在もカリスマ的な存在なのです。そして、今日はちょうど母が私たちに会いに来る日でした。
B子と母は初対面。私が「私の母よ」と紹介すると、B子は「嘘でしょ!? モデルのC子さんじゃない……」と硬直。なお、私の母は雑誌などで幼少期や学生のころの写真も公開しており、昔から美人なのは有名な話です。
「私と母はそっくりでしょ? これで私が整形していないことが証明できたわよね?」と言うと、B子は「もう、なんなのよ!」と騒ぎながら、家を出て行ったのでした。
失礼な妹の末路は?
後日、A男はB子の暴言を自分の両親に報告。ことのてん末を知った両親は、すぐに私に謝罪してくれました。日ごろから反抗的で手を焼いていたB子のことは、完全に勘当することにしたのだとか。経済面では両親におんぶに抱っこだったB子は今までまともに働いたことがなく、今は泣きべそをかきながら仕事をしているそうです。
私はというと、無事にアイドルを卒業しファンに結婚を報告。これからはA男と幸せな家庭を築いていきます!
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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