夫婦別寝室にすると…
引っ越しをしてから、夫婦別寝室にした私たち夫婦。理由は部屋数が増えたことと、在宅勤務で比較的に朝をゆっくり過ごせる夫を、私の目覚ましの音で起こしてしまうのが申し訳ないと思ったからです。
最初は物音があるだけでびっくりして心細かったのですが、夫の寝返りで目覚めることもなければ、寝言にびっくりして目を覚ますこともありません。安眠が手に入ったので、私の場合はひとりで寝ることに特に問題はありませんでした。
夫の気持ち
夫も、私の寝言や何度もトイレに行くことが気になっていたようです。また、目覚まし時計が鳴っても私が微動だにせず、止めないところをストレスに感じていたらしく「いつか寝室を分けたい。でも新婚の間はそんなこと言い出せない」と思っていたようです。
そして今回、念願の夫婦別寝室になり、最初のうちは快適に過ごしていたらしいのですが……。
夫のかわいい不満
夫婦別寝室にして3カ月ぐらいが経ったころ、夫が私に「寝室を分けてみてどう? 寂しくならない?」と聞いてくるようになりました。
私としては「まったく寂しくないし、むしろ快適」だと思っていて、夫も同じだと思っていたので冗談で「ひとりで寝るのが寂しいの?」と聞いてみたのです。すると、夫が「言うのが恥ずかしいんだけど、寂しくて寝つきが悪い」と言うのです。
気楽さはあるものの、なんだかんだ10年近く2人で寝ていたので、一緒に寝ることに慣れてしまい落ち着かなかったのだそう。夫の意外な言葉にとても驚きました。
間取りの都合上、今も夫婦別寝室は続いてますが、これからは日ごろから意識をしてスキンシップをとったり、いつもより長めに会話をしたり、たまには一緒のベッドで寝たりして、夫の寂しさを埋めていけたらいいなと思います。
著者:しいの恵/40代女性・栄養士として20年以上老人ホームで勤務し、入居者の栄養管理や献立作成をおこなっている。2017年に結婚。趣味はジム、お菓子作り、コスメ収集。
イラスト:すうみ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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