こんにちは、離乳食インストラクターの中田馨です。甘くておいしいジュース。赤ちゃん用のジュースも市販されていますが、赤ちゃんはどれくらいなら飲んでもいいのでしょうか?
あえて離乳食期に飲まなくてもOK
離乳食インストラクター協会では、赤ちゃん用のジュースであっても離乳食期にあえて飲まなくてもいいと考えています。それは、次ようなデメリットが考えられるからです。
・虫歯につながることがある
・肥満につながることがある
・甘い味に慣れて乳汁や離乳食が進まなくなることがある
大人でも甘い飲み物や食べ物は、依存してしまいませんか? 赤ちゃんもその味を知ってしまうとほしがるようになります。知らなければほしがりません。ならば、あえて離乳食期に与えなくてもいいかなと私たちは考えています。水分補給は湯冷ましや麦茶でOKです。
いつから赤ちゃん用ジュースを飲んでいい?
果物だから大丈夫だろうと思って飲む機会もあると思いますが、手軽にたくさん飲めてしまう果汁100%ジュースだからこそ注意が必要です。たとえば「生後〇カ月ごろから」と書かれている商品もありますが、これはあくまでも企業が設定した「目安」。わが子に飲ませてもいいか? ということは、親が判断しなければいけません。
幼児期のジュースの飲ませ方
幼児期になってジュースを飲む機会があったら、ごくたまに飲ませる、1回の分量は30~50ml程度にする、2~3倍の湯冷ましで薄めることをできるだけ心がけましょう。何歳になっても、水分補給の基本は湯冷ましやお茶です。
お家ルールを作ってみても!
幼児期になっても小学生になっても、ジュースとの付き合い方は大人が管理しましょう。成長するとともに、いろいろな食品を経験することはとっても大切。「絶対ダメ」ではなく「ルールを決めて」が大切ですね。
飲ませる頻度や飲ませる量など、お家ルールを作ってみてくださいね。わが家は上の子が中学生ですが、今でも冷蔵庫にジュースを常備していません。週末に「1週間お疲れさま!」と、ジュースで乾杯することを親子で楽しんでいます!