ヨリさんがお母さんからさらに詳しく話を聞くと、年金額が基準の範囲を超えているため、カホ姉の扶養に入ることができていませんでした。さらに、カホ姉が課税者のため、非課税世帯にもなれません。
毎月の生活費も支払わないカホ姉がいることにより、実家の生活は苦しくなる一方だったのです。
しかし、カホ姉自身は田舎の実家暮らしに愚痴を吐き、散財してストレス発散し、「一人暮らししたい」とこぼしていて……。
年金暮らしの両親の脛をかじり続ける長女
一人暮らしをすると言いながら一向にしないカホ姉。追い出すのが無理ならとヨリさんが思いついたのは、世帯分離でした。
世帯分離とは、同居している親子間で住民票の世帯を分けること。そして、世帯分離をするための条件は、対象者がそれぞれの世帯で独立した家計を営んでいることです。
お母さんはすでにカホ姉に手続きをお願いしたと言います。面倒だと一度は断ったカホ姉ですが、スマホで調べて「手続きしに行ってあげる」と態度を一変。
そして、お母さんは役所に行ったカホ姉から「断られた」と伝えられていたのでした。
「違う……!!」
カホ姉が断られたと言うのは、何か裏があると読んだヨリさん。カホ姉の逆ギレが怖いなら一緒にいるからちゃんと話そうと、ヨリさんはお母さんに寄り添った言葉をかけるのでした。
世帯分離の申請をお願いされたときは嫌がっていたものの、調べた途端に自ら行くことを快諾したカホ姉。ヨリさんが考えているように、カホ姉が断られるよう仕向けたのかもしれませんね……。高圧的な態度で、暴言、暴力に訴えるカホ姉が怖いというお母さんの気持ちもわかりますが、ヨリさんと一緒にしっかり話し合いをしてほしいですね。
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